WCF LOB アダプター SDK でパフォーマンス カウンターを使用する
パフォーマンス ツールを使用すると、WCF LOB アダプター SDK を実行しているローカル コンピューターまたはリモート コンピューターからパフォーマンス データを自動的に収集できます。 自動ログ生成の開始時刻と停止時間を定義し、1 つのコンソール ウィンドウから複数のログ セッションを管理し、条件が満たされたときにメッセージを送信したり、ログを開始したりできるようにするアラートをコンピューターに設定できます。 このトピックでは、WCF LOB アダプター SDK のパフォーマンス カウンターについて説明します。
パフォーマンス オブジェクトとカウンター
WCF LOB アダプター SDK をインストールすると、"ServiceModel Adapters" という名前の単一のパフォーマンス オブジェクトがインストールされます。 パフォーマンス オブジェクトには、さまざまなパフォーマンス カウンターが含まれています。 パフォーマンス オブジェクトは、特定のリソース、アプリケーション、またはサービスのアクティビティを測定します。 パフォーマンス オブジェクトとカウンターは、使用されているコンピューター上の WCF LOB アダプター SDK、機能、サービスからパフォーマンス データを取得します。 このパフォーマンス データは、通常、データを生成するコンポーネントに名前が付けられます。 パフォーマンス カウンターは、特定のパフォーマンス オブジェクトの特定の情報またはデータを収集するために使用されます。
ServiceModel Adapters パフォーマンス オブジェクトからカウンターを選択する場合は、[インスタンスの選択] ボックスの一覧からインスタンスを選択することで、特定のアダプター インスタンスの情報のみを監視するように選択できます。 各アダプター インスタンスは ProcessId>@<ConnectionString> の<形式で一覧表示されます。 たとえば、115@echo:||host|temp?echoprefix=pre は、プロセス 115 で実行されているエコー アダプター インスタンスを示します。
WCF のパフォーマンス カウンターの詳細については、「 WCF パフォーマンス カウンター」を参照してください。
ServiceModel アダプターメタデータ キャッシュのパフォーマンス カウンター
次の表は、WCF LOB アダプター SDK の監視に使用できるキャッシュ パフォーマンス カウンターをまとめたものです。
カウンタ | 説明 |
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% キャッシュ読み取りヒット数 | アダプター キャッシュ内のメタデータ読み取りヒットの割合。 |
メタデータ解決済み | アダプターによって解決されたメタデータ項目の数。 |
%キャッシュがいっぱい | 使用中のキャッシュ サイズ制限の割合。 |
ServiceModel アダプターの接続パフォーマンス カウンター
次の表は、WCF LOB アダプター SDK の監視に使用できる接続パフォーマンス カウンターをまとめたものです。
カウンタ | 説明 |
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中止された接続 | 中止されたターゲット システム接続の数。 |
使用中の接続 | 現在使用中のターゲット システム接続の数。 |
開かれた接続 | 現在開いているターゲット システム接続の数。 |
準備完了接続 | 使用可能なターゲット システム接続の数。 |
保留中の接続要求 | 保留中のターゲット システム接続要求の数。 |
ServiceModel アダプター メッセージ交換パフォーマンス カウンター
次の表は、WCF LOB アダプター SDK の監視に使用できるメッセージ交換パフォーマンス カウンターをまとめたものです。
カウンタ | 説明 |
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発信 | アダプターからターゲット システムへの送信呼び出しの数。 |
1 秒あたりの送信呼び出し数 | アダプターからターゲット システムへの 1 秒あたりの送信呼び出し数。 |