WCF LOB アダプター SDK は、接続プール、メタデータ キャッシュ、およびその他のアダプターの動作を構成するために、さまざまなクラスで定義されているプロパティを使用します。 このトピックでは、アダプター コンシューマーが構成ファイルを使用してプロパティを設定できるように、これらのプロパティをバインド プロパティとして表示する方法について説明します。
アダプターのバインド プロパティとしてアダプター設定を表示するには
Visual Studio を起動し、[ ファイル ] メニューの [ 新規作成] をポイントし、[ プロジェクト] をクリックします。
[WCF LOB アダプター] テンプレートを選択し、他のアダプター プロジェクト情報を指定します。
WCF LOB アダプター開発ウィザードの手順を実行します。 [ アダプターのプロパティ] ページに移動したら、 プロパティ名、 データ型、 既定値を指定して公開するバインド プロパティを追加し、[ 追加 ] をクリックして新しいアダプター プロパティを追加します。
アダプター開発ウィザードを完了します。 プロジェクトには、ウィザードによって提供される新しいファイルが含まれている必要があります。
Visual Studio のソリューション エクスプローラーで、アダプター派生クラスを開きます。 たとえば、アダプター プロジェクトの名前が "SampleAdapter" の場合、アダプターの派生クラスは "SampleAdapter.cs" にあります。
アダプター設定から取得および設定するプロパティのプライベート変数を削除します。 プライベート変数は、アダプター開発ウィザードによって生成されました。
get/set メソッドを更新して、アダプター設定の値の読み取り/書き込みを行います。 次の例では、アダプター プロパティを使用して、パフォーマンス カウンターを有効にします。
[System.Configuration.ConfigurationProperty("enablePerfCounters", DefaultValue = false)] public bool EnablePerfCounters { get { return environmentSettings.PerformanceCounters.Enabled; } set { environmentSettings.PerformanceCounters.Enabled = value; } }
Visual Studio の [ ファイル ] メニューの [ すべて保存] をクリックします。