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手順 2: 通知メッセージから通知の種類を抽出する

手順 2/3

完了までの時間: 5 分

目的:この手順では、式図形を追加して、SQL Server データベースから受信した通知の種類を抽出します。

前提条件

「手順 1: 通知を受信するオーケストレーション図形を追加する」を完了している必要があります。

通知メッセージから通知の種類を抽出するには

  1. 「手順 1: 通知を受信するオーケストレーション図形を追加する」で作成した BizTalk オーケストレーションに変数を追加します。

    1. オーケストレーション ビューで [ 変数] を右クリックし、[ 新しい変数] をクリックします。

    2. 新しい変数を右クリックして Variable_1し、[ プロパティ ウィンドウ] をクリックします。 変数に次のプロパティを設定します。

      このプロパティを設定する この値に
      Identifier NotificationType
      Type System.String
  2. BizTalk オーケストレーションに 図形を追加します。 オーケストレーション ツールボックスから 、式 図形をオーケストレーション デザイン画面にドラッグし、 Receive 図形の後にドロップします。

    [式] 図形内に xpath クエリを追加して、SQL Serverから受信した通知メッセージの種類を抽出します。 xpath クエリを作成する前に、通知メッセージの形式を見てみましょう。 一般的な通知メッセージは次のようになります。

    <Notification xmlns="http://schemas.microsoft.com/Sql/2008/05/Notification/">  
      <Info>Insert</Info>   
      <Source>Data</Source>   
      <Type>Change</Type>   
    </Notification>  
    
  3. ご覧のように、通知の種類に関する情報は、親<Notification>タグ内の <info> タグ内で使用できます。 したがって、 図形内に次の xpath クエリを追加します。

    NotificationType = xpath(NotifyReceive,"string(/*[local-name()='Notification']/*[local-name()='Info']/text())");  
    

    ここで、 NotificationType は、xpath クエリによって抽出された値を格納するために作成した変数です。 NotifyReceive は、「 手順 2: BizTalk オーケストレーションのメッセージを作成 して通知メッセージを受信する」で作成したメッセージです。

  4. 次の図は、 Expression 図形を含む進行中のオーケストレーションを示しています。

    オーケストレーション sql_adap_tut_02_add_expression_orchに式図形を追加する

行ったことの確認

この手順では、図形を追加して、SQL Server データベースから受信した通知の種類を抽出しました。

次の手順

「手順 3: 挿入通知のフィルターを追加する」の説明に従って、[挿入 ] 通知をフィルター処理する [決定] 図形を追加します

参照

手順 1: 通知を受信するためのオーケストレーション図形を追加する
手順 3: 挿入通知のフィルターを追加する
レッスン 2: 通知を受信してフィルター処理する