SQL アダプターの SOAP アクションを構成する
WCF ベースの SQL アダプターを使用してSQL Serverに対して操作を実行するには、SOAP アクションを指定する必要があります。 SOAP アクションは、実行する必要があるアクションをアダプターと通信します。 SOAP アクションは、Visual Studio または BizTalk Server 管理コンソールから指定できます。 ただし、両方の場所から SOAP アクションを指定すると、Visual Studio から指定したアクションはオーバーライドされます。
SOAP アクションの指定の詳細については、「 WCF 送信アダプターの SOAP アクションの指定」を参照してください。
Visual Studio で SOAP アクションを入力する
Visual Studio から、 式 図形を使用してオーケストレーションの一部として SOAP アクションを指定する必要があります。
BizTalk オーケストレーションに、BizTalk オーケストレーション ツールボックスからドラッグして式図形を含めます。
[式] 図形をダブルクリックして、BizTalk 式エディターを開きます。
BizTalk 式エディターでアクションを指定します。 次に例を示します。
OutboundMessage(WCF.Action)="TableOp/Insert/dbo/Employee"
式の図形と BizTalk 式エディターの詳細については、「式を作成する方法」を参照してください。
BizTalk Server管理コンソールから SOAP アクションを入力します
BizTalk Server管理コンソールから、WCF-Custom または WCF-SQL ポート構成の一部として SOAP アクションを指定できます。
WCF-Custom ポートの SOAP アクションを入力します
BizTalk Server管理コンソールを起動します。
コンソール ツリーで[ BizTalk グループ]、[ アプリケーション] の順に展開し、[ 送信ポート] をクリックします。 右側のウィンドウでは、ポートの作成または既存のポートの選択を選択できます。
[ポートのプロパティ] ダイアログ ボックスの [ 種類 ] ドロップダウン リストから [ WCF-Custom] を選択し、[ 構成] をクリックします。
[ WCF-Custom Transport Properties ] ダイアログ ボックスで、[ 全般 ] タブをクリックします。
[ アクション ] テキスト ボックスで、操作の SOAP アクションを指定します。 アクションは、次の方法で指定できます。
単一アクション形式を使用する。 この形式は、WCF-Custom ポートが 1 つの操作に対してメッセージを送受信する場合に使用します。 次に例を示します。
TableOp/Insert/dbo/Employee
アクション マッピング形式を使用します。 1 つの WCF-Custom ポートが複数の操作のメッセージを送受信する場合は、この形式を使用します。 たとえば、1 つの WCF-Custom ポートが Op1 (Employee テーブルにレコードを挿入する) および Op2 (Employee テーブル内のレコードを更新する) のメッセージを送受信する場合、SOAP アクションは次のように指定できます。
<BtsActionMapping> <Operation Name="Op1" Action="TableOp/Insert/dbo/Employee" /> <Operation Name="Op2" Action="TableOp/Update/dbo/Employee" /> </BtsActionMapping>
アクション マッピング アプローチを使用すると、一連のアクションを指定し、異なるアクションの種類に属するメッセージが同じポートを流れるという点で柔軟性が向上します。
SOAP アクションの形式は、操作ごとに異なります。 各操作のアクション形式の詳細については、「 メッセージとメッセージ スキーマ」を参照してください。
WCF-SQL ポートの SOAP アクションを入力する
BizTalk Server管理コンソールを起動します。
BIZTALK SERVER管理コンソールに WCF-SQL アダプターを追加します。 手順については、「BizTalk Server管理コンソールへの SQL アダプターの追加」を参照してください。
コンソール ツリーで[ BizTalk グループ]、[ アプリケーション] の順に展開し、[ 送信ポート] をクリックします。 右側のウィンドウでは、ポートの作成または既存のポートの選択を選択できます。
[ポートのプロパティ] ダイアログ ボックスの [ 種類 ] ドロップダウン リストから、先ほど追加した WCF-SQL アダプターを選択し、[ 構成] をクリックします。
[トランスポートのプロパティ] ダイアログ ボックスで、[ 全般 ] タブをクリックします。
[ アクション ] テキスト ボックスで、操作の SOAP アクションを指定します。 アクションは、次の方法で指定できます。
単一アクション形式を使用する。 WCF-SQL ポートが 1 つの操作に対してメッセージを送受信する場合は、この形式を使用します。 次に例を示します。
TableOp/Insert/dbo/Employee
アクション マッピング形式を使用します。 1 つの WCF-SQL ポートが複数の操作のメッセージを送受信する場合は、この形式を使用します。 たとえば、1 つの WCF-SQL ポートが Op1 (Employee テーブルにレコードを挿入する) および Op2 (Employee テーブル内のレコードを更新する) のメッセージを送受信する場合、SOAP アクションは次のように指定できます。
<BtsActionMapping> <Operation Name="Op1" Action="TableOp/Insert/dbo/Employee" /> <Operation Name="Op2" Action="TableOp/Update/dbo/Employee" /> </BtsActionMapping>
アクション マッピング アプローチを使用すると、一連のアクションを指定し、異なるアクションの種類に属するメッセージが同じポートを流れるという点で柔軟性が向上します。
SOAP アクションの形式は、操作ごとに異なります。 各操作のアクション形式の詳細については、「 メッセージとメッセージ スキーマ」を参照してください。