Siebel アダプターの SiebelCommand クラス

Siebel システムとの接続を確立した後、Data Provider for Siebel は、ADO.NET クライアントによって提供される Siebel コマンド文字列とコマンド パラメーターを解析し、コマンドを WCF 要求メッセージにマップします。 次に、Siebel のデータ プロバイダーは、要求を Siebel アダプターに送信し、アダプターから応答 XML と本文の内容を取得します。 次に、Siebel のデータ プロバイダーは を XMLDataReader 使用して、XML 本文からリレーショナル データを取得します。

の Microsoft.Data.SiebelClient.SiebelClientFactoryインスタンスを使用して、クライアント プログラムは、 クラスのインスタンスを System.Data.Common.DbCommand 取得して Siebel コマンドを構築できます。

//In this example, factory is an instance of SiebelClientFactory  
DbCommand command = factory.CreateCommand();  

または、次の方法を使用してコマンドを作成することもできます。

//Here connection is an instance of SiebelConnection  
SiebelCommand cmd = (SiebelCommand) connection.CreateCommand();  
cmd.CommandText = "SELECT [Name] as MyName, [City], [Country]  from Account.Account WHERE Name LIKE '3Com*' OPTION 'ViewMode 1'";  

SiebelCommand クラスは DbCommand から継承します。 名前空間 Microsoft.Data.SiebelClientに存在します。

サポートされているプロパティ

SiebelCommand クラスは、次DbCommandの保護されたプロパティをサポートしています。

名前	Get/Set	説明
DbConnection	取得と設定	これには、このDbCommandインスタンスの取得元となる基になるDbConnectionインスタンスが含まれている必要があります。
DbParameterCollection	取得	DbParameter オブジェクトのコレクションを取得します。

SiebelCommandでは、次DbCommandのパブリック プロパティもサポートされています。

名前	Get/Set	説明
CommandText	取得と設定	これには、ADO.NET クライアントが実行する SQL ステートメントが含まれます。
CommandType	取得と設定	サポートされるのは CommandType.Text のみです。
接続	取得と設定	これにより、 メンバーが使用されます DbConnection 。
パラメーター	取得	これにより、 メンバーが使用されます DbParameterCollection 。

重要

クラスはSiebelCommand、および の各プロパティをDbTransactionCommandTimeoutDesignTimeVisible無視します。

サポートされているメソッド

Siebel のデータ プロバイダーでは、次DbCommandの保護されたメソッドがサポートされています。

名前	説明
CreateDbParameter	新しい DbParameter のインスタンスを作成します。
ExecuteDbDataReader	これにより、SELECT コマンドと EXEC コマンドが実行され、 が DbDataReader返されます。

SiebelCommandでは、次DbCommandのパブリック メソッドもサポートされています。

名前	説明
CreateParameter	を使用して新しい DbParameter インスタンスを作成します。 CreateDbParameter().
ExecuteReader	に対して を実行CommandTextし、 を介して ExecuteDbDataReader()を返しますDbDataReader。Connection
準備	これにより、 が CommandText 解析され、SQL コマンド解析ツリーがビルドされます。

参照

Siebel アダプターを使用して ADO.NET インターフェイスを拡張する