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Siebel システムとアダプター間のセキュリティ

暗号化と認証

Siebel アダプターは、Siebel システムと交換するデータで rsa または mscrypto 暗号化をサポートできます。 暗号化モードは、接続 URI のクエリ文字列パラメーターを使用して構成します。 Siebel 接続 URI の詳細については、「 Siebel システム接続 URI の作成」を参照してください。 Siebel による rsa および mscrypto 暗号化のサポートの詳細については、Siebel のドキュメントを参照してください。

暗号化モードを指定すると、アダプターと Siebel システム間で交換されるデータのプライバシーを確保するのに役立ちます。ただし、Siebel アダプターには、このような交換での承認、認証、またはデータの整合性をサポートするメカニズムは用意されていません。 これらの問題が環境内の懸念事項である場合は、それらを軽減するのに役立つセキュリティ メカニズムを提供する必要があります。

ネットワーク全体でより多くのセキュリティを提供するためのメカニズムの 1 つとして、インターネット プロトコル セキュリティ (IPsec) があります。 IPsec は、インターネット プロトコル (IP) ネットワーク経由の通信を保護するためのオープン標準のフレームワークです。 IPsec と Microsoft 製品での IPsec の使用の詳細については、Microsoft TechNet の記事「IPsec」 https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=196851を参照してください。

Siebel アダプターは、指定したユーザー名パスワード資格情報を使用して、Siebel システムで確立する接続の承認と認証をサポートします。 Siebel アダプターは、接続を開いたときに、これらの資格情報を使用して Siebel システムでユーザーを認証します。 これらの資格情報は、接続に対する Siebel システムの承認レベルを提供します。 Siebel アダプターには、これらの資格情報を指定できるさまざまな方法が用意されています。 BizTalk ソリューションで Siebel 資格情報をより安全に提供する方法については、「Siebel アダプターとBizTalk Serverを使用したセキュリティ」を参照してください。 プログラミング ソリューションで Siebel システム資格情報をより安全に提供する方法については、「 Siebel アダプターを使用したプログラミングのセキュリティ保護」を参照してください。

Note

Siebel アダプターが Siebel システムへの接続を確立するために使用する資格情報は、ネットワーク経由で移動するデータに対してメッセージ レベルまたはトランスポート レベルの認証または承認を提供しません。 これらは、接続を開き、Siebel システムでユーザーを認証するためにのみ使用されます。

参照

Siebel アプリケーションをセキュリティで保護する