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Visual Studio を使用して Siebel データをインポートする

このセクションでは、Microsoft Visual Studio を使用して Siebel システムから SQL Server データベースにデータをインポートする方法について説明します。 また、SSIS パッケージを作成して実行してこのデータをインポートする方法についても説明します。

前提条件

このトピックで説明する手順を実行する前に、次のことを確認してください。

  • Siebel のデータ プロバイダーがコンピューターにインストールされています。

  • Microsoft Visual Studio がコンピューターにインストールされています。

Visual Studio でのインポート

  1. Visual Studio を起動し、Integration Service プロジェクトを作成します。

  2. [プロジェクト] メニューの [SSIS インポートおよびエクスポート ウィザード] を選択します。 これにより、SQL Serverインポートおよびエクスポート ウィザードが起動します。

  3. [ようこそ] 画面で情報を読み、[ 次へ] をクリックします。

  4. [データ ソースの選択] ダイアログ ボックスの [データ ソース] ドロップダウン リストから、[Siebel eBusiness アプリケーションのデータ プロバイダー.NET Frameworkします。 Siebel 接続文字列のデータ プロバイダーのさまざまな接続プロパティの値を指定します。 接続文字列 プロパティの詳細については、「Siebel 接続文字列のデータ プロバイダー プロパティ」を参照してください。

    [次へ] をクリックします。

  5. [ 変換先の選択] ダイアログ ボックスで、次の手順を実行 します。

    1. [ 変換先 ] ドロップダウン リストから、[ SQL Native Client] を選択します。

    2. [サーバー名] ドロップダウン リストから、SQL Server名を選択します。

    3. 認証モードを選択します。

    4. [ データベース ] ドロップダウン リストから、Siebel テーブルをインポートするデータベースを選択します。

    5. [次へ] をクリックします。

  6. [ テーブルのコピーまたはクエリの指定 ] ダイアログ ボックスで、[ 転送するデータを指定するクエリの書き込み ] オプションを選択します。

  7. [ソース クエリの指定] ダイアログ ボックスで、select クエリを指定して、SQL Serverにインポートするデータをフィルター処理します。 Siebel 用データ プロバイダーの SELECT クエリの文法の詳細については、「Siebel の SELECT ステートメントの構文」を参照してください。

  8. クエリを検証するには、[ 解析 ] ボタンをクリックし、ポップアップ ダイアログ ボックスで [OK] を クリックし、[ 次へ] をクリックします。

  9. [ソース テーブルとビューの選択] ダイアログ ボックスで、ソース テーブルと変換先テーブルに対するチェック ボックスを選択します。 ソースは、Siebel からデータを取得するために指定したクエリです。 変換先は、SQL Server データベースに作成されるテーブルです。

  10. ウィザードでは、変換元テーブルフィールドと変換先テーブルフィールドの間に既定のマッピングが作成されます。 ただし、要件に応じてマッピングを変更できます。 フィールド マッピングを変更するには、[マッピングの 編集] をクリックします。

  11. [ 列マッピング ] ダイアログ ボックスでは、次のことができます。

    • 変換先テーブルの列の名前を変更します。

    • 変換先テーブル内の特定の列を無視します。

    • 変換先テーブルのフィールドのデータ型を変更します。

    • null 許容、サイズ、有効桁数、小数点以下桁数などの他のフィールド属性を変更します。

    • [OK] をクリックします。

      Siebel と SQL テーブル の間の列マッピング

  12. [ ソース テーブルとビューの選択 ] ダイアログ ボックスで、[ 次へ] をクリックします。

  13. [ ウィザードの完了 ] ダイアログ ボックスで、ウィザードが実行する操作の概要を確認し、[完了] をクリック します

  14. [操作の実行] ダイアログ ボックスで、ウィザードによってタスクの実行が開始され、Siebel から SQL Server データベース テーブルに情報がインポートされます。 各タスクの状態がウィザードに表示されます。

  15. すべてのタスクが正常に実行されたら、[ 閉じる] をクリックします。 タスクが失敗した場合は、対応するエラー メッセージを確認し、問題を解決して、ウィザードを再実行します。

  16. ウィザードによって、Integration Service プロジェクトに SSIS パッケージが追加されます。 Integration Service プロジェクトを保存します。

SSIS パッケージを実行する

Integration Service プロジェクト内にパッケージが作成されたら、それを実行して Siebel システムからSQL Server データベースにデータをインポートできます。 パッケージを実行して Siebel データをインポートするには、次の手順を実行します。

  1. ソリューション エクスプローラーの SSIS パッケージに移動します。

  2. パッケージ名を右クリックし、[ パッケージの実行] を選択します。

Integration Services (SSIS) パッケージの実行 に関するページで詳しい情報を提供します。

結果を確認する

パッケージを実行した後、SQL Serverにログオンし、Siebel データがインポートされるデータベースに移動して、結果を確認する必要があります。 パッケージを実行すると、コピー先データベースにテーブルが作成されているはずです。 このテーブルには、Siebel テーブルの値が設定されている必要があります。

参照

Data Provider for Siebel を SSIS と一緒に使用する