Data Provider for Siebel について
概要
Siebel 用データ プロバイダーは、Microsoft BizTalk Adapter for Siebel eBusiness アプリケーションの上に構築されています。 Siebel のデータ プロバイダーを使用すると、次のことができます。
Siebel システムに接続するための ADO.NET クライアントを作成します。 Siebel のデータ プロバイダーは、プロバイダーとのインターフェイスを可能にする特定のクラスを公開します。
Siebel ビジネス コンポーネントで SELECT クエリを実行する
Siebel ビジネス サービスで EXEC クエリを実行する
SQL Server Integration Services (SSIS) で Siebel のデータ プロバイダーを使用する
Siebel eBusiness アプリケーション用の.NET Framework データ プロバイダーを使用すると、次の情報を得るための優れたリソースになります。
Data Provider for Siebel によって拡張された ADO.NET インターフェイス
Siebel システムに接続するための接続文字列
SELECT ステートメントと EXEC ステートメントの構文
SSIS での Siebel のデータ プロバイダーの使用
制限事項
Siebel eBusiness アプリケーションの.NET Framework データ プロバイダーの既知の制限事項を次に示します。
Siebel のデータ プロバイダーでは、SELECT 句内のテーブルの別名はサポートされていますが、WHERE 句ではサポートされていません。
Siebel のデータ プロバイダーは、特殊文字 "]" を持つ列名を持つテーブルを作成できません。 別の右角かっこを含めることで、特殊文字をエスケープできます。 そのため、"]" ではなく"]" を含める必要があります。
基になる Siebel クライアント API によるタイムアウト処理に関する問題により、Data Provider for Siebel はコマンドと接続のタイムアウトをサポートしていません。
Data Provider for Siebel では、非同期コマンド動作はサポートされていません。
SQL Server Integration Services (SSIS) プロジェクトと共に使用すると、Data Provider for Siebel は 8,000 文字を超える値を含む列のデータの取得に失敗します。 これは、次に従う SSIS の制限によるものです。
SSIS 変数の 4,000 文字を超える値はサポートされていません。
ワイド文字が 4,000 文字を超える値はサポートされていません。
8000 を超える 1 バイト文字の値はサポートされていません。
SQL Server Integration Services (SSIS) で Siebel eBusiness アプリケーションの.NET Framework データ プロバイダーを使用している間、EXEC 操作は機能しません。 そのため、たとえば、アダプター クライアントは、SSIS でデータ プロバイダーを使用しているときに、Siebel (Data Provider for Siebel を使用) でビジネス サービスを実行することはできません。