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動的メッセージ型の探索用にカスタム ヘッダー スキーマを作成する

ほとんどのシナリオでは、SWIFT 逆アセンブラーの SWIFT ヘッダー スキーマ構成プロパティに既定の SWIFT ヘッダー スキーマ (Microsoft.Solutions.FinancialServices.SWIFT.RuntimeSchemas.HeaderSchema) を指定する必要があります。 SWIFT 逆アセンブラーは、既定の SWIFT ヘッダー スキーマを使用して、SWIFT 標準仕様に準拠するメッセージ ヘッダーを解析し、動的スキーマ解決を容易にするために必要な昇格されたプロパティ (および MT574_IRSLST や MT574_W8BENO などの "デュアル型" SWIFT メッセージのサブタイプ解決) を備えます。 既定の SWIFT ヘッダー スキーマの詳細と、SWIFT 逆アセンブラーによるスキーマ解決の実行方法の詳細については、「 動的メッセージの種類の検出とスキーマ解決」を参照してください。

メッセージに SWIFT 以外の標準ヘッダー データが含まれている他のシナリオでは、ヘッダーの解析と動的メッセージの種類の検出にカスタム ヘッダー スキーマを使用できます。 動的スキーマ解決のためにカスタム ヘッダー スキーマを作成して使用するには、次の操作を行います。

  1. SWIFT 逆アセンブラーが予期されるヘッダー データ形式を構造的に解析するために使用できるカスタム スキーマを作成します。

  2. メッセージの種類を示す値を保持するスキーマ内のフィールドを特定します。

  3. A4SWIFT プロパティ スキーマ (Microsoft.Solutions.A4SWIFT.Property.PropertySchema) をカスタム ヘッダー スキーマの "Property schemas list" に追加し、次のA4SWIFTプロパティを使用してメッセージの種類を示す適切なフィールドを昇格させます。

    • A4SWIFT_MessageType

    • A4SWIFT_MessageType2 (A4SWIFT_MessageTypesを使用 する 場合は省略可能)

    • A4SWIFT_SecondaryMessageType (省略可能)

  4. カスタム ヘッダー スキーマをビルドしてデプロイします。

  5. (受信パイプライン プロジェクト内の) SWIFT 逆アセンブラーの SWIFT ヘッダー スキーマ構成プロパティをカスタム ヘッダー スキーマに設定します。

    これらのプロパティとその他の昇格されたプロパティの詳細については、「 A4SWIFT_* 昇格されたプロパティ」を参照してください。 BizTalk エディターを使用したスキーマの作成と編集、プロパティ スキーマを使用したプロパティの昇格、スキーマ プロジェクトのビルドと展開の詳細については、「BizTalk Server ヘルプ」を参照してください。

参照

SWIFT 逆アセンブラーおよびアセンブラーの操作