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メッセージ受信確認セグメント

受信確認 (ACK) メッセージのメッセージ受信確認 (MSA) セグメントは、システムが送信している受信確認の種類を識別し、ACK が確認しているメッセージを示します。 これは、受信確認コードとメッセージ制御 ID という 2 つの必要なセグメントで構成されます。

受信確認コード: MSA1

次の表に、メッセージ受信の結果を示す使用可能な MSA1 フィールド値を示します。

説明 説明
AA アプリケーション受信確認 システムはメッセージを受信し、問題なく処理しました。
AE アプリケーション エラー 受信側アプリケーションで、メッセージまたはその構造に関連する処理の問題が発生しました。 送信側システムは、メッセージの再送信を試みる前に、問題を診断して修正する必要があります。
AR アプリケーションの拒否 MSH9 (メッセージの種類)、MSH11 (処理 ID)、または MSH12 (バージョン ID) の値に関連する受信場所で問題が発生した場合、送信側システムはメッセージを再送信する前に問題を診断して修正する必要があります。または、メッセージまたはその構造に関係のない受信側システムで問題が発生しました。その場合、送信側システムは、メッセージを変更せずに、適切な期間を過ぎるとメッセージを再送信する必要があります。

メッセージ制御 ID (MSA2)

MSA2 フィールドは、ACK が認識しているメッセージを識別します。 Microsoft BizTalk Accelerator for HL7 (BTAHL7) は、受信確認モードに基づいて MSA2 で値を生成します。 この値により、送信側アプリケーションと受信側アプリケーションはメッセージと受信確認の同期を維持できます。 次の表に、MSA2 フィールドで使用できる値を示します。

受信確認モード MSA2 の値
元のモード 元のメッセージの MSH10 (メッセージ制御 ID) フィールドの値の入れ替え値
拡張モード: コミット確認 元のメッセージの MSH10 (メッセージ制御 ID) フィールドの値の入れ替え値
拡張モード: アプリケーション受信確認 受信確認のために BTAHL7 によって生成された GUID

参照

受信確認の作成と処理
ACK メッセージ スキーマの種類
ACK を受信するための送信ポートの設定
受信確認エラーの条件