Azure Virtual Desktop でのメンテナンスのためにセッション ホストをドレインする
ドレイン モードを使うと、サービスを中断することなくメンテナンスを実行したい場合に、セッション ホストを分離できます。 ドレインに設定されたセッション ホストは、新しいユーザー セッションを受け入れなくなります。 新しい接続は、次に使用可能なセッショ ン ホストにリダイレクトされます。 そのセッション ホストへの既存の接続は、ユーザーがサインアウトするか、管理者がセッションを終了するまでアクティブのままです。 セッション ホストに残っているセッションがなくなったら、必要なメンテナンスを実行できます。 管理者は、Azure Virtual Desktop サービスを経由せずに、リモートでサーバーに直接接続できます。
この記事では、Azure portal または Azure PowerShell を使ってセッション ホストをドレインする方法について説明します。
前提条件
セッション ホストをドレインするには、以下が必要です。
少なくとも 1 つのセッション ホストを持つホスト プール。
Desktop Virtualization Session Host Operator ロールが割り当てられた Azure アカウント。
Azure PowerShell をローカルで使用したい場合は、「Azure Virtual Desktop で Azure CLI と Azure PowerShell を使用する」を参照して、Az.DesktopVirtualization PowerShell モジュールがインストールされていることを確認してください。 別の方法として、Azure Cloud Shell を使用します。
セッション ホストのドレイン モードを有効または無効にする
Azure portal と PowerShell を使ってセッション ホストのドレイン モードを有効または無効にする方法を次に示します。
Azure portal でセッション ホストのドレイン モードを有効にして新しいセッションをブロックするには:
Azure portal にサインインします。
検索バーに「Azure Virtual Desktop」と入力し、一致するサービス エントリを選択します。
Azure Virtual Desktop の概要ページから、[ホスト プール] を選択します。
ドレインするセッション ホストが含まれるホスト プールを選択し、[セッション ホスト] を選択します。
ドレイン モードを有効にしたいセッション ホストの横にあるチェック ボックスをオンにし、[Turn drain mode on] (ドレイン モードをオンにする) を選択します。
セッション ホストへの新しい接続を許可する準備ができたら、ドレイン モードを無効にしたいセッション ホストの横にあるチェック ボックスをオンにし、[Turn drain mode off] (ドレイン モードをオフにする) を選択します。