Azure Update Manager におけるクロスサブスクリプションのパッチ適用
適用対象: ✔️ Windows VMs ✔️ Linux VM ✔️ オンプレミス環境 ✔️ Azure Arc 対応サーバー。
Azure Update Management では、サブスクリプション内でのアセットのパッチ適用を管理するための簡単かつ効率的なソリューションを提供します。 この機能は、リソースがさまざまなサブスクリプションに分散されている組織にとって有益であり、一貫性のある効率化されたパッチ管理が実現します。
ただし、その機能はこれにとどまりません。 適切な構成を使用すると、一元化された場所から複数の Azure サブスクリプション全体でパッチを管理および適用できます。
クロスサブスクリプションのパッチ適用の主な利点
- 運用効率: パッチの管理を一元化し、パッチ管理の複雑さと所要時間を削減できます。 これが、運用の効率化につながります。
- 信頼性の向上: すべてのサブスクリプションで定期的かつ一貫してパッチを適用するので、システムの安定性を維持でき、パッチの未適用によって生じる脆弱性によるダウンタイムを削減できます。
サポートされるワークロード
Azure Resource Manager (Arc) に接続されたホスト: Arc を通じて Azure に接続され、Arc の前提条件と Azure Update Manager のサポート対象リージョンが適用される Azure 以外のホスト
Azure VM - Azure で作成されたネイティブ仮想マシン。
Note
サポートされていないイメージを実行している VM がスケジュールに含まれている場合、メンテナンス構成 (すなわち、パッチ ジョブ) は失敗します。
制限事項
レート制限 - API/SPN (サービス プリンシパル) を使用して多数のアセットを管理する場合は、レート制限に留意し、調整の問題が生じないように複数のサービス プリンシパル間で負荷を分散してください。
次のステップ
- Azure CLI またはポータルを使用してクロスサブスクリプションのパッチ適用を有効にする方法について詳細を確認します。
- スケジュール パッチ適用の高度な機能である動的スコープについて学習します。
- スケジュールされたメンテナンス構成の前後にタスクを自動的に実行するための事前および事後イベントについて学習します。