チュートリアル: Power BI を使用してデータを視覚化する
このチュートリアルでは、Power BI ワークスペースの作成方法、Azure Synapse ワークスペースのリンク方法、Azure Synapse ワークスペースのデータを利用する Power BI データ セットの作成方法について説明します。
前提条件
このチュートリアルを完了するには、Power BI Desktop をインストールしてください。
概要
NYC タクシーのデータから、2 つのテーブルに集約されたデータセットを作成しました。
- nyctaxi.passengercountstats
- SQLDB1.dbo.PassengerCountStats
Power BI ワークスペースを Azure Synapse ワークスペースにリンクすることができます。 この機能により、Power BI ワークスペースに簡単にデータを取り込むことができます。 Power BI レポートは、Azure Synapse ワークスペースで直接編集できます。
Power BI ワークスペースを作成する
- powerbi.microsoft.com にサインインします。
- [ワークスペース] を選択し、次に [ワークスペースの作成] を選択します。 NYCTaxiWorkspace1 などの名前の新しい Power BI ワークスペースを作成します。この名前は一意である必要があります。
Azure Synapse ワークスペースを新しい Power BI ワークスペースにリンクする
Synapse Studio で、 [管理]>[リンクされたサービス] に移動します。
[新規]>[Power BI アカウントに接続する] の順に選択します。
[名前] を NYCTaxiWorkspace1 などに設定します。
[ワークスペース名] を、先程作成した Power BI ワークスペース (NYCTaxiWorkspace1 など) に設定します。
ヒント
ワークスペース名が読み込まれない場合は、[編集] を選択し、ワークスペース ID を入力します。 PowerBI ワークスペースの URL に ID が見つかります:
https://msit.powerbi.com/groups/<workspace id>/
[作成] を選択します
パブリッシュして、リンク サービスを作成します。
Azure Synapse ワークスペース内のデータを使用する Power BI データセットを作成する
- Synapse Studio で、 [開発]>[Power BI] に移動します。 (Power BI が表示されない場合は、ページを最新の情報に更新してください。)
- [NYCTaxiWorkspace1]>[Power BI データセット] に移動し、 [New Power BI dataset]\(新しい Power BI データセット\) を選択します。 [スタート] を選択します。
- [SQLPOOL1] データ ソースを選択し、[続行] をクリックします。
- [ダウンロード] を選択して、
NYCTaxiWorkspace1SQLPOOL1.pbids
ファイルの.pbids
ファイルをダウンロードします。 続行を選択します。 - ダウンロードした
.pbids
ファイルを開きます。 Power BI Desktop が開き、Azure Synapse ワークスペース内の SQLDB1 に自動的に接続されます。 - [SQL Server データベース] というダイアログ ボックスが表示された場合は、次の手順を実行します。
- [Microsoft アカウント] を選択します。
- [サインイン] を選択してアカウントにサインインします。
- [接続] を選択します。
- [ナビゲーター] ダイアログ ボックスが開いたら、PassengerCountStats テーブルをチェックし、 [読み込み] を選択します。
- [接続の設定] ダイアログ ボックスが表示されたら、 [DirectQuery]>[OK] をクリックします。
- 左側の [レポート] ボタンを選択します。
- [視覚化] で、折れ線グラフ アイコンを選択して、レポートに折れ線グラフを追加します。
- [フィールド] で、
PassengerCount
列を [視覚化]>[軸] にドラッグします。 SumTripDistance
列とAvgTripDistance
列を [視覚化]>[値] にドラッグします。
- [フィールド] で、
- [ホーム] タブで [発行] を選択します。
- 保存を選択して、変更を保存します。
- ファイル名
PassengerAnalysis.pbix
を選び、[保存] を選択します。 - [Power BI へ発行] ウィンドウの [宛先を選択] で、
NYCTaxiWorkspace1
を選び、[選択] を選択します。 - 発行が完了するまで待ちます。
データセットの認証を構成する
- powerbi.microsoft.com を開き、サインインします。
- 左側の [ワークスペース] で、NYCTaxiWorkspace1 ワークスペースを選択します。
- ワークスペース内で、Passenger Analysis というデータセットと Passenger Analysis というレポートを探します。
- PassengerAnalysis データセットにマウス ポインターを合わせ、省略記号 (...) ボタンを選択して、 [設定] を選択します。
- [データ ソースの資格情報] で、[編集] を選択し、[認証方法] を [OAuth2] に設定して、[サインイン] を選択します。
Synapse Studio でレポートを編集する
- Synapse Studio に戻り、 [Close and refresh]\(閉じて更新\) を選択します。
- [開発] ハブに移動します。
- [Power BI] レイヤーの右側にある省略記号 (...) ボタンをクリックし、[最新の情報に更新] を選択して、[Power BI レポート] ノードを更新します。
- [Power BI] に次のものが表示されます。
- [NYCTaxiWorkspace1]>[Power BI データセット] に、PassengerAnalysis という新しいデータセットが表示されます。
- [NYCTaxiWorkspace1]>[Power BI レポート] に、PassengerAnalysis という新しいレポートが表示されます。
- PassengerAnalysis レポートを選択します。 レポートが開き、Synapse Studio 内で直接レポートを編集することができます。