Premium ページ BLOB ストレージ アカウントのスケーラビリティおよびパフォーマンス ターゲット
この参照では、Azure Storage のスケーラビリティおよびパフォーマンスのターゲットについて説明されています。 ここで示すスケーラビリティおよびパフォーマンスのターゲットは、ハイエンドのターゲットですが、達成可能です。 いかなる場合でも、ストレージ アカウントで達成される要求レートおよび帯域幅は、格納されたオブジェクトのサイズ、使用されているアクセス パターン、およびアプリケーションで実行されているワークロードの種類によって異なります。
必ずサービスをテストして、パフォーマンスがユーザー要件を満たしているかどうかを確認してください。 可能であれば、トラフィック量の急増を回避し、トラフィックがパーティション間でうまく分散されるようにしてください。
ワークロードがアプリケーションのパーティションで処理できる上限に達すると、Azure Storage はエラー コード 503 (サーバーがビジー状態) またはエラー コード 500 (操作タイムアウト) の応答を返し始めます。 503 エラーが発生する場合は、再試行に対してエクスポネンシャル バックオフ ポリシーを使用するようアプリケーションを変更することを検討します。 指数関数的バックオフによって、そのパーティションへの負荷が減少し、そのパーティションへのトラフィック量の増加が緩和されます。
Azure Storage アカウントのサービス レベル アグリーメント (SLA) は、Storage アカウントの SLA で使用できます。
Premium ページ BLOB アカウントのスケール ターゲット
Premium パフォーマンス ページ BLOB ストレージ アカウントは、読み取り/書き込み操作用に最適化されています。 この種類のストレージ アカウントは、Azure 仮想マシンの非管理対象ディスクを支援します。
注意
Microsoft では、可能であれば、Azure 仮想マシン (VM) で管理ディスクを使用することをお勧めします。 マネージド ディスクの詳細については、VM 向け Azure Disk Storage の概要に関するページを参照してください。
Premium ページ BLOB ストレージ アカウントのスケーラビリティ ターゲットは、次のとおりです。
合計アカウント容量 | ローカル冗長ストレージ アカウントの合計帯域幅 |
---|---|
ディスク容量: 4 TB (個々のディスク)/35 TB (全ディスクの累積合計) スナップショット容量: 10 TB3 |
受信1 と送信2 を合わせて最大 50 GB/秒 |
1 ストレージ アカウントに送信されるすべてのデータ (要求)
2 ストレージ アカウントから受信されるすべてのデータ (応答)
3 個々のページ BLOB で保持できるスナップショットの総数は 100 です。
Premium ページ BLOB アカウントは、Premium パフォーマンス用に構成された汎用アカウントです。 汎用 v2 ストレージ アカウントをお勧めします。
非管理対象ディスクに Premium ページ BLOB ストレージ アカウントを使用しており、アプリケーションが 1 つのストレージ アカウントのスケーラビリティ ターゲットを超えた場合は、管理ディスクに移行することをお勧めします。 マネージド ディスクの詳細については、VM 向け Azure Disk Storage の概要に関するページを参照してください。
管理ディスクに移行できない場合は、複数のストレージ アカウントを使用するようにアプリケーションをビルドし、それらのストレージ アカウント間でデータをパーティション分割します。 たとえば、複数の VM で合計 51 TB のディスクを接続する場合、ディスクを 2 つのストレージ アカウントに分散します。 Premium Storage アカウント 1 つあたりの上限は 35 TB です。 1 つの Premium パフォーマンス ストレージ アカウントでプロビジョニングするディスクの容量が 35 TB を超えることがないようにしてください。