Visual Studio を使用してリモート Linux Service Fabric クラスターをターゲットとする .NET Core アプリケーションを作成および発行する
Visual Studio ツールを使用して、Linux Service Fabric クラスターをターゲットとする Service Fabric .NET Core アプリケーションを開発して発行できます。 Visual Studio から Linux Service Fabric クラスターをターゲットとする .NET Core アプリケーションをデプロイするには、バージョン 3.4 以降の SDK が必要になります。
Note
Visual Studio では、Linux をターゲットとする Service Fabric アプリケーションのデバッグをサポートしていません。
.NET Core をターゲットとした Service Fabric アプリケーションの作成
- Visual Studio を管理者として起動します。
- [ファイル] ->[新規] -> [プロジェクト] の順に選択して、プロジェクトを作成します。
- [新しいプロジェクト] ダイアログで、[クラウド] -> [Service Fabric アプリケーション] の順に選択します。
- アプリケーションに名前を付けて、 [OK] をクリックします。
- [新しい Service Fabric サービス] ページで、[.NET Core] セクションの下で作成するサービスの種類を選択します。
リモートの Linux クラスターへのデプロイ
- ソリューション エクスプローラーで、アプリケーションを右クリックし、 [ビルド] を選択します。
- アプリケーションのビルド プロセスが完了したら、サービスを右クリックし、csproj ファイルの編集を選択します。
- サービスがアクター プロジェクト タイプの場合は、UpdateServiceFabricManifestEnabled プロパティを True から False に編集します。 アプリケーションにアクター サービスがない場合は、手順 4 に進みます。
<UpdateServiceFabricManifestEnabled>False</UpdateServiceFabricManifestEnabled>
Note
UpdateServiceFabricManifestEnabled を false に設定すると、ビルド中の ServiceManifest.xml の更新が無効になります。 サービスに対する追加、削除、名前変更などの変更は、ServiceManifest.xml に反映されません。 何らかの変更が行われた場合は、ServiceManifest を手動で更新するか、または UpdateServiceFabricManifestEnabled を一時的に true に設定して、ServiceManifest.xml を更新するサービスをビルドした後で、設定を false に戻します。
- RuntimeIndetifier を win7-x64 からサービス プロジェクトのターゲット プラットフォームに更新します。
<RuntimeIdentifier>ubuntu.20.04-x64</RuntimeIdentifier>
- ServiceManifest で、エントリポイント プログラムを更新して、.exe を削除します。
<EntryPoint>
<ExeHost>
<Program>Actor1</Program>
</ExeHost>
</EntryPoint>
- ソリューション エクスプローラーで、アプリケーションを右クリックし、 [発行] を選択します。 [発行] ダイアログ ボックスが表示されます。
- [接続のエンドポイント] で、ターゲットにするリモート Service Fabric Linux クラスターのエンドポイントを選択します。
次のステップ
- .NET Core を使用する Service Fabric の概要について学習します