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認定資格

SAP では、Azure IaaS や BareMetal インフラストラクチャなどの特定のインフラストラクチャ上の SAP HANA をサポートするための要件として、NetWeaver 認定資格のほか、SAP HANA の特別な認定資格を要求しています。

NetWeaver (および一部の SAP HANA 認定資格) に関する主要な SAP ノートは、「SAP Note #1928533 - SAP applications on Azure: Supported products and Azure VM types (SAP ノート #1928533 - Azure 上の SAP アプリケーション: サポート対象の製品と Azure VM の種類)」です。

SAP HANA on Azure Large Instances の認定記録については、SAP HANA 認定 IaaS プラットフォームのサイトを参照してください。

SAP HANA 認定 IaaS プラットフォームのサイトで取り上げられている SAP HANA on Azure (Large Instances) タイプを使用すると、Microsoft と SAP のお客様は次をデプロイできます。

  • 大規模な SAP Business Suite
  • SAP BW
  • S/4 HANA
  • BW/4HANA
  • Azure 内の他の SAP HANA ワークロード。

このソリューションは、SAP-HANA 認定の専用のハードウェア スタンプ (SAP HANA テーラード データ センター統合 - TDI) に基づいています。 SAP HANA TDI で構成されたソリューションを実行すると、上記のすべての SAP HANA ベースのアプリケーションがハードウェア インフラストラクチャで動作します。

VM で SAP HANA を実行する場合と比較すると、このソリューションにはメモリ ボリュームが大幅に増加するという利点が提供されます。

主要な概念

このソリューションを有効にする場合は、次の重要な側面を理解しておく必要があります。

  • SAP アプリケーション層と SAP 以外のアプリケーションは、通常の Azure ハードウェア スタンプでホストされる VM で実行されます。
  • お客様のオンプレミスのインフラストラクチャ、データ センター、アプリケーションのデプロイは、ExpressRoute (推奨) または仮想プライベート ネットワーク (VPN) 経由でクラウド プラットフォームに接続されます。 Active Directory と DNS も Azure に拡張されます。
  • HANA ワークロード用の SAP HANA データベース インスタンスは SAP HANA on Azure (L インスタンス) で実行されます。 L インスタンス スタンプは Azure ネットワークに接続されるので、VM で実行されるソフトウェアは HANA L インスタンスで実行される HANA インスタンスとやり取りできます。
  • SAP HANA on Azure (L インスタンス) のハードウェアは、SUSE Linux Enterprise Server または Red Hat Enterprise Linux がプレインストールされた IaaS で提供される専用のハードウェアです。 仮想マシンと同様に、オペレーティング システムの更新とメンテナンスはお客様が行います。
  • HANA のインストール、または HANA L インスタンスのユニットで SAP HANA を実行するために必要なその他のコンポーネントのインストールはお客様が行います。 SAP HANA on Azure の個々の継続的な運用と管理もお客様が行います。
  • また、Azure サブスクリプションには、SAP HANA on Azure (Large Instances) に接続する他のコンポーネントをインストールすることもできます。 たとえば、次のような SAP HANA データベースとの通信を可能にするコンポーネントなどがあります。
    • ジャンプ サーバー
    • RDP サーバー
    • SAP HANA Studio
    • SAP BI シナリオ向けの SAP Data Services
    • ネットワーク監視ソリューション。
  • Azure 内と同様に、HANA L インスタンスは高可用性とディザスター リカバリー機能をサポートします。

次の手順

HANA Large Instances で利用できる SKU について確認します。