次の方法で共有


ストレージの自動拡張を構成する

適用対象: Azure Database for PostgreSQL - フレキシブル サーバー

この記事では、ワークロードに影響を与えることなく拡張されるように Azure Database for PostgreSQL サーバーのストレージを構成する方法について説明します。

プロビジョニング済みストレージが 1 TiB を超えるサーバーの場合、使用可能な領域が合計容量の 10% 未満または 64 GiB 未満になると、ストレージの自動拡張メカニズムがアクティブになります。 この 2 つのうち小さい方の値により、自動拡張がアクティブ化されるタイミングが決まります。 これに対し、ストレージが 1 TiB 以下のサーバーの場合は、このしきい値は、使用可能な空き領域の 20% または 64 GiB に調整されます。 ここでも、2 つの値のうち小さい方の値によって決まります。

図の例では、ストレージ容量が 2 TiB (1 TiB を超える) のサーバーを使用しています。 この場合、自動拡張の制限は 64 GiB に設定されます。 この選択は、2 TiB の 10% (約 204.8 GiB) と比較すると、64 GiB の方が小さい値であるためです。 これに対し、ストレージ サイズが 128 GiB (1 TiB 未満) のサーバーでは、残りの領域が 25.8 GiB になった場合に自動拡張機能がアクティブになります。 このアクティブ化は、割り当てられたストレージの合計 (128 GiB) の 20% のしきい値に基づきます。これは 64 GiB よりも小さな値であるためです。

Note

ストレージは、Premium ディスク SSD の場合はサイズが常に 2 倍になり、ストレージ コストが 2 倍になります。 Premium SSD V2 でのみ、より詳細なディスク サイズの増加がサポートされます。

既存のサーバーに対してストレージの自動拡張を有効にする

Azure portal を使用して以下を実行します。

  1. Azure Database for PostgreSQL フレキシブル サーバー インスタンスを選択します。

  2. リソース メニューの [設定] セクションで、[コンピューティングとストレージ] を選択します。

  3. [ストレージ] セクションで、[ストレージの自動拡張] チェックボックスを有効にします。

  4. [保存] をクリックして変更を適用します。

    既存のインスタンスでストレージの自動拡張を有効にする方法を示すスクリーンショット。

  5. デプロイが開始され、完了すると、自動拡張が正常に有効になったことを示す通知が表示されます。

    自動拡張が有効になっていることを確認する通知を示すスクリーンショット。

既存のサーバーに対してストレージの自動拡張を無効にする

Azure portal を使用して以下を実行します。

  1. Azure Database for PostgreSQL フレキシブル サーバー インスタンスを選択します。

  2. リソース メニューの [設定] セクションで、[コンピューティングとストレージ] を選択します。

  3. [ストレージ] セクションで、[ストレージの自動拡張] チェックボックスを有効にします。

  4. [保存] をクリックして変更を適用します。

    既存のインスタンスでストレージの自動拡張を無効にする方法を示すスクリーンショット。

  5. デプロイが開始され、完了すると、自動拡張が正常に有効になったことを示す通知が表示されます。

    自動拡張が有効になっていることを確認する通知を示すスクリーンショット。

サーバーのプロビジョニング中にストレージの自動拡張を有効にする

Azure portal を使用して以下を実行します。

  1. Azure Database for PostgreSQL フレキシブル サーバーの新しいインスタンスのプロビジョニング中に、[コンピューティングとストレージ] のセクションで、[サーバーを構成] を選択します。

    新しいインスタンスのプロビジョニング中にサーバーのコンピューティングとストレージを構成する方法を示すスクリーンショット。

  2. [ストレージ] セクションで、[ストレージの自動拡張] チェックボックスを有効にします。

    新しいインスタンスのプロビジョニング中にストレージの自動拡張を有効にする方法を示すスクリーンショット。