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Oracle Autonomous Database をプロビジョニングする

この記事では、Oracle Autonomous Database Serverless インスタンスのプロビジョニングと基本的な管理機能の実施を [Oracle Autonomous Database@Azure] ブレードから行う方法を説明します。 その他の管理機能は Oracle Cloud Infrastructure (OCI) ポータル内に用意されており、[Oracle Autonomous Database@Azure] ブレードからその Oracle Autonomous Database へのリンクを介して使用できます。

  1. Oracle Autonomous Database インスタンスを Microsoft Azure portal からプロビジョニングします。 [Oracle Autonomous Database@Azure] ブレードを選択します。

  2. Oracle Autonomous Database インスタンスのプロビジョニング フローを開始するには、2 つの方法があります。

    1. Oracle Autonomous Database@Azure アプリケーションのホームで、[Oracle Autonomous Database の作成] ボタンを選択します。
    2. [Oracle Autonomous Database] ブレードの上部にある [作成] を選択します。 [Oracle Autonomous Database@Azure] ブレードには、既存のすべての Autonomous Database が、それぞれの現在の状態と共に表示されます。 特定の Autonomous Database を選択すると、そのインスタンスの詳細情報が表示されます。
  3. "Oracle Autonomous Database の作成" フローの [基本] タブで、次の情報を入力します。

    1. [サブスクリプション] フィールドはドロップダウンであり、現在のサブスクリプションと、お客様のアカウントがアクセスできるその他のサブスクリプション (ある場合) がリストに表示されます。
    2. [リソース グループ] フィールドはドロップダウンであり、既存のリソース グループがリストに表示されます。
    3. 新しいリソース グループを作成するには、[新規作成] リンクを選択します。
    4. Oracle Autonomous Database Serverless インスタンスの [名前] を入力します。 この名前はサブスクリプション内で一意である必要があります。
    5. [リージョン] を選択します。 現在のリージョンが自動的に選択されます。 お客様のサブスクリプションでアクセスできるリージョンが他にもある場合は、そのリージョンがドロップダウン リストに表示されます。
    6. [次へ] ボタンをクリックしてプロビジョニング フローを続行します。
  4. "Oracle Autonomous Database の作成" フローの [構成] タブで、次の情報を入力します。

    1. [ワークロードの種類] はドロップダウン リストであり、この Oracle Autonomous Database Serverless インスタンスに対するすべてのオプションが表示されます。 適切なオプションをリストから選択します。
    2. [データベース バージョン] はドロップダウン リストであり、お客様のサブスクリプションで提供されているオプションと、Oracle Autonomous Database Serverless の現在サポートされているバージョンの一覧から選択できます。
    3. [ECPU 数] はスライダー UI であり、ECPU 数を 2 から 512 までの範囲内で設定できます。
    4. [コンピューティングの自動スケーリング] チェック ボックスをオンにすると、Oracle Autonomous Database のコンピューティング割り当てを自動的に、最大 512 までスケーリングできます。 既定では、これは選択されています。
    5. [ストレージ] はスライダー UI であり、ストレージ割り当てを 1 TB から 383 TB までまたは 20 GB から 393,216 GB までの範囲内で設定できます。
    6. [ストレージ ユニット サイズ] ラジオ ボタンでは、ストレージを GB と TB のどちらの単位で割り当てるかを選択できます。
    7. [ストレージの自動スケーリング] チェック ボックスをオンにすると、Oracle Autonomous Database のストレージ割り当てを自動的に、最大 383 TB または 393,216 GB までスケーリングできます。 既定では、これは選択されていません。
    8. [バックアップ保持期間 (日数)] はスライダー UI であり、バックアップを保持する日数の設定を 1 から 60 までの範囲内で変更できます。
    9. [ユーザー名] は読み取り専用フィールドであり、ADMIN に設定されています。
    10. ADMIN アカウントのパスワードを入力します。 パスワードは空にすることはできず、長さが 12 文字以上 60 文字以下で、大文字、小文字、数字のそれぞれが少なくとも 1 つ含まれている必要があります。 パスワードの中に二重引用符 (") 文字またはユーザー名 ADMIN が含まれていてはなりません。
    11. [パスワードの確認] フィールドは、入力済みのパスワードと一致している必要があります。
    12. [ライセンスの種類] はドロップダウン リストであり、ライセンスの種類を [ライセンス持ち込み][ライセンス込み] から選択できます。 お客様のサブスクリプションに必要なものを選択してください。
    13. [高度なオプション] チェック ボックスをオンにすると、[文字セット][各国語文字セット] の 2 つのフィールドが表示されます。 これらは、データベースに使用できる文字セットのオプションが一覧表示されるドロップダウン リストです。 [高度なオプション] チェック ボックスをオンにする場合は、お客様のデータベースに適した文字セットと各国語文字セットを選択してください。
    14. [次へ] ボタンをクリックしてプロビジョニング フローを続行します。
  5. "Oracle Autonomous Database の作成" フローの [ネットワーク] タブで、次の情報を入力します。

    1. [アクセスの種類] ドロップダウンでは、[すべての場所からのセキュア アクセス]、[マネージド プライベート仮想ネットワーク IP のみ]、または [許可された IP アドレスからのセキュア アクセス] を選択できます。
    2. [すべての場所からのセキュア アクセス] の場合は、[相互 TLS (mTLS) 認証が必要] が選択され、選択を解除することはできません。
    3. [マネージド プライベート仮想ネットワーク IP のみ] の場合は、既定では [相互 TLS (mTLS) 認証が必要] は選択されておらず、必要に応じて選択できます。 さらに、[仮想ネットワーク] と [サブネット] のドロップダウンで既存のリソースから選択でき、これらは [マネージド プライベート仮想ネットワーク IP のみ] のアクセスの場合は必須です。
    4. [許可された IP アドレスからのセキュア アクセス] の場合は、既定では [相互 TLS (mTLS) 認証が必要] は選択されておらず、必要に応じて選択できます。 アクセスの制御の規則を [IP アドレス/CIDR ブロック] フィールドに、個々の IP アドレス、IP アドレス範囲、または CIDR 表記を使用して入力する必要があります。
    5. [次へ] ボタンをクリックしてプロビジョニング フローを続行します。
  6. "Oracle Autonomous Database の作成" フローの [メンテナンス] タブで、次の情報を入力します。

    1. [メンテナンス パッチ レベル] は読み取り専用フィールドです。 Oracle Autonomous Database のパッチ適用は定期的に、および必要に応じて実行されます。 このパッチ適用は、ユーザーに認識されないような方法で行われます。 "定期的" は、一般的なパッチ スケジュールが適用されることを意味します。 詳細については、「パッチおよびメンテナンス・ウィンドウ情報の表示、パッチ・レベルの設定」を参照してください。
    2. 計画外メンテナンス イベントの通知用に、最大 10 件の連絡先メール アドレスを入力できます。
    3. [次へ] ボタンをクリックしてプロビジョニング フローを続行します。
  7. "Oracle Autonomous Database の作成" フローの [同意] タブで、Oracle の使用条件と Oracle のプライバシー ポリシーを確認します。 確認したら、[サービス使用条件に同意する] チェック ボックスをオンにして次に進みます。 [次へ] ボタンをクリックしてプロビジョニング フローを続行します。

  8. "Oracle Autonomous Database の作成" フローの [タグ] タブで、複数の Oracle Autonomous Database の管理と追跡を容易にするためのタグを 1 つ以上設定します。 詳細については、「タグを使用して Azure リソースと整理階層を整理する」を参照してください。

  9. "Oracle Autonomous Database の作成" フローの [確認および作成] タブで、入力済みのフィールド値を確認します。 検証はこのページに移動したときに行われ、プロビジョニングを開始するにはすべての検証に合格する必要があります。 検証に合格した場合でも、一部の値が誤って入力されているということもありえます。

  10. 検証が正常に完了し、値を確認したら、[作成] ボタンを選択してプロビジョニング プロセスを開始します。

  11. プロビジョニング プロセスが開始します。 [Oracle Autonomous Database@Azure] ブレードに戻ってください。 プロビジョニング プロセスの状態を確認できます。 プロセスが成功したら、一覧にある、その成功したエントリを選択します。

  12. これは、Oracle Autonomous Database Serverless インスタンスの基本情報です。 Microsoft Azure と共有されている機能を実行できます。 データベースの管理機能のほとんどについては、[OCI データベース URL] フィールドの [OCI に移動] リンクを選択してアクセスできます。

  13. Oracle Autonomous Database の使用に関するドキュメント全体については、「Oracle Autonomous Database Serverless の使用」を参照してください。