.NET 用の Azure Migrate アプリケーションとコード評価
.NET 用の Azure Migrate アプリケーションとコード評価を使用すると、アプリケーションの .NET ソース コード、構成、バイナリを評価して、Azure への移行の機会を特定できます。 これにより、アプリケーションが Azure に移植されたときに発生する可能性のある問題を特定し、最新のクラウドネイティブ ソリューションを提案することで、パフォーマンス、スケーラビリティ、およびセキュリティを向上させることができます。
静的なコード分析を通じてアプリケーション テクノロジの使用状況を検出し、作業量の見積もりをサポートし、コードの再プラットフォーム化を高速化し、.NET アプリケーションを Azure に移行するのに役立ちます。
.NET 用の Azure Migrate アプリケーションとコード評価は、Visual Studio または .NET CLI で使用できます。
Visual Studio の拡張機能のインストール
前提条件
- Windows オペレーティング システム
- Visual Studio 2022 バージョン 17.1 以降
インストール手順
Visual Studio 内からインストールするには、次の手順に従います。 または、拡張機能を Visual Studio Marketplace からダウンロードしてインストールすることもできます。
Visual Studio を開いた状態で、[拡張機能>の管理] メニュー項目を選択すると、[拡張機能の管理] ウィンドウが開きます。
[拡張機能の管理] ウィンドウで、検索入力ボックスに「Azure Migrate」と入力します。
Azure Migrate アプリケーションとコード評価を選択し、[ダウンロード] を選択します。
拡張機能がダウンロードされたら、Visual Studio を閉じて拡張機能のインストールを開始します。
VSIX インストーラー ダイアログで、[変更] を選択し、指示に従って拡張機能をインストールします。
CLI ツールをインストールする
前提条件
- .NET SDK
インストール手順
ツールをインストールするには、CLI で次のコマンドを実行します。
dotnet tool install -g dotnet-appcat
ツールを更新するには、CLI で次のコマンドを実行します。
dotnet tool update -g dotnet-appcat
重要
追加の NuGet フィード ソースを構成している場合、このツールのインストールは失敗する可能性があります。 パラメーターを --ignore-failed-sources
使用して、これらのエラーをエラーではなく警告として扱います。
dotnet tool install -g --ignore-failed-sources dotnet-appcat
Visual Studio を使用してアプリケーションを分析する
Visual Studio 拡張機能をインストールしたら、Visual Studio でアプリケーションを分析する準備ができました。 アプリケーションを分析するには、ソリューション エクスプローラー ウィンドウでプロジェクトまたはソリューションのいずれかを右クリックし、[Re-platform to Azure]\(Azure への再プラットフォーム\) を選択します。
詳細については、「Visual Studio を使用したアプリケーションの分析」を参照してください。
.NET CLI を使用してアプリケーションを分析する
CLI ツールをインストールすると、CLI でアプリケーションを分析する準備が整います。 CLI で、次のコマンドを実行します。
appcat analyze <application-path>
次の例に示すように、ツールによって生成されるレポート ファイルのパスと形式 (.html、.json、または .csv) を指定できます。
appcat analyze <application-path> --report MyAppReport --serializer html
詳細については、「.NET CLI を使用したアプリケーションの分析」を参照してください。
レポートを解釈する
レポートのさまざまな部分の詳細と、データを理解および解釈する方法については、「分析結果の解釈」を参照してください。
サポートされている言語
.NET のアプリケーションとコードの評価では、次の言語で記述されたプロジェクトを分析できます。
- C#
- Visual Basic
サポートされているプロジェクトの種類
次のプロジェクトの種類のコードが分析されます。
- ASP.NET
- クラス ライブラリ
サポートされている Azure ターゲット
現在、アプリケーションは、Azure アプリ Service、Azure Kubernetes Service (AKS)、および Azure Container Apps への移行に関する潜在的な問題を特定します。