データのエクスポート コンポーネント
この記事では Azure Machine Learning デザイナーのコンポーネントについて説明します。
このコンポーネントを使用して、パイプラインからの結果、中間データ、および作業データをクラウド ストレージの宛先に保存します。
このコンポーネントは、次のクラウド データ サービスにデータをエクスポートする作業を支援します。
- Azure BLOB コンテナー
- Azure ファイル共有
- Azure Data Lake Storage Gen1
- Azure Data Lake Storage Gen2
- Azure SQL データベース
データをエクスポートする前に、Azure Machine Learning ワークスペースにデータストアを登録する必要があります。 詳細については、「Azure ストレージ サービスのデータにアクセスする」を参照してください。
データのエクスポートを構成する方法
デザイナーで、データのエクスポート コンポーネントをパイプラインに追加します。 このコンポーネントは、 [Input and Output]\(入力と出力\) カテゴリにあります。
エクスポートしたいデータがあるコンポーネントに [Export Data]\(データのエクスポート\) を接続します。
[データのエクスポート] を選択して [プロパティ] ウィンドウを開きます。
[データストア] では、ドロップダウン リストから既存のデータストアを選択します。 新しいデータストアを作成することもできます。 方法については、「Azure ストレージ サービスのデータにアクセスする」を参照してください。
Note
別のデータ型として指定された SQL データベース列に特定のデータ型のデータをエクスポートすることはできません。 ターゲット テーブルが最初から存在している必要はありません。
[出力の再生成] チェックボックスを使用して、実行時に出力を再生成するようにコンポーネントを実行するかどうかを決定します。
それは既定ではオフになっています。つまり、コンポーネントが前と同じパラメーターを使用して実行された場合は、実行時間を短縮するために、最後の実行からの出力が再利用されます。
オンにした場合は、コンポーネントが再び実行されて出力が再生成されます。
データが書き込まれるデータストア内のパスを定義します。 パスは相対パスです。
data/testoutput
を例にとると、これは Export Data (データのエクスポート) の入力データが、コンポーネントの [出力設定] で設定した、データストア内のdata/testoutput
にエクスポートされることを意味します。Note
空のパスも URL パスも許可されません。
[ファイル形式] で、データの保存形式を選択します。
パイプラインを送信します。
制限事項
データストアのアクセス制限により、推論パイプラインにデータのエクスポート コンポーネントが含まれている場合、これはリアルタイム エンドポイントへのデプロイ時に自動的に削除されます。
次の手順
Azure Machine Learning で使用できる一連のコンポーネントを参照してください。