Azure Load Testing を使用して複数のリージョンから負荷を生成する
この記事では、複数のリージョンから同時に負荷を生成するように Azure Load Testing でのロード テストを構成する方法を学習します。 負荷の生成元となる Azure リージョンと、各リージョンの負荷の割合を指定できます。 既定では、Azure Load Testing は、ロード テスト リソースに関連付けられている Azure リージョンからしか負荷を作成しません。
さまざまなリージョンから同時に負荷を生成し、複数の地理的領域からアプリケーションにアクセスするユーザーをシミュレートするには、Azure Load Testing が利用可能な Azure リージョンの中から選択を行います。
前提条件
- アクティブなサブスクリプションが含まれる Azure アカウント。 Azure サブスクリプションをお持ちでない場合は、始める前に無料アカウントを作成してください。
- Azure ロード テスト リソース。 ロード テスト リソースを作成する必要がある場合は、「ロード テストの作成と実行」を参照してください。
ロード テストの負荷分散を構成する
ロード テストの作成時に負荷分散を構成することも、既存のロード テストを変更することもできます。
Azure portal でロード テストの負荷分散を指定するには、以下を実行します。
Azure portal で、ロード テスト リソースに移動します。
左側のウィンドウで [テスト] を選択して、テストの一覧を表示します。 テストを選択した後、[編集] を選択します。
あるいは、[作成]>[URL ベースのテストの作成] または [作成]>[JMeter スクリプトのアップロード] を選択することで新しいロード テストを作成します。
[負荷] タブに移動した後、[リージョンの追加/編集] を選択して、負荷の生成元とする Azure リージョンの一覧を変更します。
[リージョンの追加] ウィンドウで、1 つ以上のリージョンの選択、または選択解除を行った後、[適用] を選択します。
Azure Load Testing が利用可能な Azure リージョンからは、最大 5 つのリージョンを選択できます。
必要に応じて、[負荷の割合] または [エンジンの数] を更新して、各リージョンから生成される負荷の割合を更新します。
エンジンの合計数は、[エンジン インスタンス] で指定した値と一致します。
重要
負荷分散が有効なのは、パブリック エンドポイントに対するテストに関してだけです。 [複数リージョンにわたって負荷を分散する] チェックボックスを選択すると、テスト トラフィック モードがパブリックに設定されます。
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- 大規模なロード テストの構成の詳細を確認します。