Device Update for IoT Hub で見つからないデバイスをエージェント チェックを使用して見つけて修正する
エージェント チェック機能を使用して、Device Update for IoT Hub インスタンスに不足しているデバイスを見つけて診断し、修正する方法について説明します。
前提条件
- Device Update for IoT Hub が有効になっている IoT Hub にアクセスできること。
- Device Update 用にプロビジョニングされていて互換性のあるプラグ アンド プレイ (PnP) モデル ID を報告する IoT デバイス (またはシミュレーター)。
注意
エージェント チェック機能では、Device Update エージェントがインストールされているデバイスに対してのみ検証チェックを実行でき、Device Update for IoT Hub との互換性があるモデルに一致する PnP モデルの ID が報告されます。
サポートされているブラウザー:
- Microsoft Edge
- Google Chrome
エージェント チェックでサポートされる検証チェック
エージェント チェック機能では、現在、上記の前提条件を満たすすべてのデバイスに対して、以下の検証チェックが実行されます。
検証チェック | 条件 |
---|---|
PnP モデル ID | PnP モデル ID は、デバイス/クラウド通信にどの PnP モデルを使用する必要があるかを記述する、Device Update エージェントによってデバイス ツインに報告される文字列です。 この文字列は、Device Update インターフェイスをサポートしている、有効なデジタル ツイン モデル識別子 (DTMI) である必要があります。 |
インターフェイス ID | インターフェイス ID は、デバイス/クラウド通信にどの Device Update インターフェイス バージョンを使用する必要があるかを記述する、Device Update エージェントによってデバイス ツインに報告される文字列です。 この文字列は、Device Update インターフェイスをサポートしている有効な DTMI である必要があります。 |
互換性プロパティ名 | CompatPropertyNames は、特定のデプロイとのデバイスの互換性を判断するために、どの deviceProperties フィールドを使用する必要があるかを記述する、Device Update エージェントによってデバイス ツインに報告されるフィールドです。 このフィールドの値は、コンマ区切りの名前の文字列である必要があります。 文字列には、1 つ以上 5 つ以下の名前が含まれている必要があります。 それぞれの名前は 32 文字より少ない必要があります。 |
互換性プロパティ値 | 互換性プロパティ値は、compatPropertyNames フィールドによって指定され、Device Update エージェントによって deviceProperties としてデバイス ツインに報告される、"<フィールド>:<値>" のペアです。 互換性プロパティ名で定義されるすべての名前に、報告対象の、対応する <フィールド>:<値> のペアがある必要があります。 各ペアの値は、64 文字に制限されています。 |
ADU グループ | ADU グループ タグは、デバイスのデバイス ツインで定義される、そのデバイスがどのデバイス グループに属するかを決定する省略可能なタグです。 指定される場合、タグ文字列は 255 文字に制限されており、英数字と特殊文字 ("."、"-"、"_"、"~") のみを含むことができます |
デバイスがこれらの条件のいずれかを満たしていない場合、そのデバイスは Device Update に正しく表示されない可能性があります。 指定されている条件を満たすように無効な値を修正すれば、デバイスは Device Update に正しく表示されるようになるはずです。 デバイスが Device Update とエージェント チェックのどちらにも表示されない場合は、問題を解決するためにデバイス同期を実行する必要がある場合があります。
エージェント チェックの結果を表示する
エージェント チェックの結果は、Device Update の診断タブにあります。
- Azure Portal で、IoT ハブに移動します。
- ナビゲーション メニューから [更新] を選択してから、[診断] タブを選択します。
- [不足しているデバイスの検索] セクションを展開します。
デバイス同期操作を開始する
デバイスが IoT ハブに登録されていても Device Update やエージェント チェックの結果に表示されない場合は、デバイス同期をトリガーする必要があります。
Device Update インスタンスごとに一度にアクティブにできるデバイス同期操作は 1 つだけです。
- Azure Portal で、IoT ハブに移動します。
- ナビゲーション メニューから [更新] を選択してから、[診断] タブを選択します。
- [デバイス正常性セクションの表示] を展開します。
- [デバイス同期の開始] を選択します。
次のステップ
デバイス更新の診断機能の詳細については、デバイス更新診断機能の概要に関する記事を参照してください