名前空間トピックのサブスクリプションの配信プロパティ
イベント サブスクリプションを使用すると、配信されたイベントに含める HTTP ヘッダーを設定できます。 この機能を使用すると、宛先に必要なカスタム ヘッダーを設定できます。 イベント サブスクリプションを作成するときに、最大 10 個のヘッダーを設定できます。 各ヘッダーの値は、4,096 (4 K) バイトより大きくすることはできません。
次の宛先に配信されるイベントにカスタム ヘッダーを設定できます: Azure Event Hubs。
Azure portal でイベント サブスクリプションを作成する場合は、 [配信プロパティ] タブを使用してカスタム HTTP ヘッダーを設定できます。 このページでは、固定と動的ヘッダー値を設定できます。
静的ヘッダー値の設定
固定値を使用してヘッダーを設定するには、対応するフィールドにヘッダーの名前とその値を指定します。
機密データを指定するときに、[秘密ですか?] チェックボックスをオンにできます。 Azure portal での機密データの表示/非表示は、ユーザーのロールベースのアクセス制御 (RBAC) アクセス許可によって異なります。
動的ヘッダー値の設定
受信イベントのプロパティに基づいてヘッダーの値を設定できます。 JsonPath 構文を使用して、送信要求のヘッダーの値として使用する受信イベントのプロパティ値を参照します。 文字列、数値、およびブール値の JSON 値のみがサポートされています。 たとえば、イベント データの受信イベント プロパティ system の値を使用して、channel という名前のヘッダーの値を設定するには、次の方法でイベント サブスクリプションを構成します。
例
ここでは、配信プロパティの使用例をいくつか紹介します。
Event Hubs の例
イベントをイベント ハブ内の特定のパーティションに発行する必要がある場合は、イベント サブスクリプションに PartitionKey
プロパティを設定して、対象のイベント ハブ パーティションを識別するパーティション キーを指定します。
ヘッダー名 | ヘッダーの種類 |
---|---|
PartitionKey |
静的または動的 |
イベント ハブにメッセージを送信する際も、カスタム プロパティを指定できます。 メッセージ ヘッダーのシステム プロパティで使用されているため、aeg-
プレフィックスをプロパティ名に使用しないでください。 メッセージ ヘッダーのプロパティのリストについては、イベント ハンドラーとしての Event Hubs についてのページを参照してください。
次のステップ
イベント配信の詳細については、次の記事を参照してください。