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Event Grid ソースとしての Azure Cache for Redis

この記事では、Azure Cache for Redis のイベントのプロパティとスキーマについて説明します。 イベント スキーマの概要については、「Azure Event Grid イベント スキーマ」を参照してください。

使用可能なイベントの種類

これらのイベントは、クライアントで Azure Cache for Redis REST API を呼び出してエクスポート、インポート、またはスケーリングを行うとトリガーされます。 ファイルの部分置換イベントは Redis 更新プログラムによってトリガーされます。

イベント名 説明
Microsoft.Cache.ExportRDBCompleted キャッシュ データがエクスポートされるとトリガーされます。
Microsoft.Cache.ImportRDBCompleted キャッシュ データがインポートされるとトリガーされます。
Microsoft.Cache.PatchingCompleted ファイルの部分置換が完了するとトリガーされます。
Microsoft.Cache.ScalingCompleted スケーリングが完了するとトリガーされます。

イベントの例

イベントがトリガーされると、Event Grid サービスにより、そのイベントに関するデータがサブスクライブしているエンドポイントに送信されます。 このセクションには、各 Azure Cache for Redis イベントでそのデータがどのように見えるかの例が含まれています。

Microsoft.Cache.PatchingCompleted イベント

[{
	"id": "9b87886d-21a5-4af5-8e3e-10c4b8dac73b",
	"type": "Microsoft.Cache.PatchingCompleted",
	"source": "/subscriptions/{subscription_id}/resourceGroups/{resource_group_name}/providers/Microsoft.Cache/Redis/{cache_name}",
	"data": {
		"name": "PatchingCompleted",
		"timestamp": "2020-12-09T21:50:19.9995668+00:00",
		"status": "Succeeded"
	},
	"subject": "PatchingCompleted",
	"time": "2020-12-09T21:50:19.9995668+00:00",
    "specversion": "1.0"
}]

Microsoft.Cache.ImportRDBCompleted イベント

[{
	"id": "9b87886d-21a5-4af5-8e3e-10c4b8dac73b",
	"type": "Microsoft.Cache.ImportRDBCompleted",
	"source": "/subscriptions/{subscription_id}/resourceGroups/{resource_group_name}/providers/Microsoft.Cache/Redis/{cache_name}",
	"data": {
		"name": "ImportRDBCompleted",
		"timestamp": "2020-12-09T21:50:19.9995668+00:00",
		"status": "Succeeded"
	},
	"subject": "ImportRDBCompleted",
	"eventTime": "2020-12-09T21:50:19.9995668+00:00",
	"specversion": "1.0"
}]

Microsoft.Cache.ExportRDBCompleted イベント

[{
	"id": "9b87886d-21a5-4af5-8e3e-10c4b8dac73b",
	"type": "Microsoft.Cache.ExportRDBCompleted",
	"source": "/subscriptions/{subscription_id}/resourceGroups/{resource_group_name}/providers/Microsoft.Cache/Redis/{cache_name}",
	"data": {
		"name": "ExportRDBCompleted",
		"timestamp": "2020-12-09T21:50:19.9995668+00:00",
		"status": "Succeeded"
	},
	"subject": "ExportRDBCompleted",
	"time": "2020-12-09T21:50:19.9995668+00:00",
	"specversion": "1.0"
}]

Microsoft.Cache.ScalingCompleted

[{
	"id": "9b87886d-21a5-4af5-8e3e-10c4b8dac73b",
	"type": "Microsoft.Cache.ScalingCompleted",
	"source": "/subscriptions/{subscription_id}/resourceGroups/{resource_group_name}/providers/Microsoft.Cache/Redis/{cache_name}",
	"data": {
		"name": "ScalingCompleted",
		"timestamp": "2020-12-09T21:50:19.9995668+00:00",
		"status": "Succeeded"
	},
	"subject": "ScalingCompleted",
	"time": "2020-12-09T21:50:19.9995668+00:00",
	"specversion": "1.0"
}]

イベントのプロパティ

イベントのトップレベルのデータを次に示します。

プロパティ タイプ 説明
source string イベント ソースの完全なリソース パス。 このフィールドは書き込み可能ではありません。 この値は Event Grid によって指定されます。
subject string 発行元が定義したイベントの対象のパス。
type string このイベント ソース用に登録されたイベントの種類のいずれか。
time string プロバイダーの UTC 時刻に基づくイベントの生成時刻。
id string イベントの一意識別子。
data object Azure Cache for Redis イベント データ。
specversion string CloudEvents スキーマ仕様バージョン。

データ オブジェクトには、次のプロパティがあります。

プロパティ タイプ 説明
timestamp string イベントが発生した時刻。
name string イベントの名前です。
status string イベントの状態。 失敗または成功。

クイックスタート

Azure Cache for Redis のイベントを試す場合は、次のクイックスタート記事のいずれかを参照してください。

使うツール: 参照する記事:
Azure portal クイックスタート:Azure portal を使用して Azure Cache for Redis のイベントを Web エンドポイントにルーティングする
PowerShell クイックスタート:PowerShell を使用して Azure Cache for Redis のイベントを Web エンドポイントにルーティングする (英語)
Azure CLI クイックスタート:Azure CLI を使用して Azure Cache for Redis のイベントを Web エンドポイントにルーティングする (英語)

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