名前空間の作成、表示、管理
Azure Event Grid の名前空間は、1 つ以上のトピック、クライアント、クライアント グループ、トピック空間、アクセス許可バインドのための論理コンテナーです。 一意の名前空間が提供されるため、同じ Azure リージョンに複数のリソースを持つことができます。 Azure Event Grid 名前空間を使用すると、関連するリソースをまとめてグループ化し、Azure サブスクリプションの 1 つのユニットとして管理できます。
この記事では、Azure portal を使用して、Azure Event Grid 名前空間を作成、表示、管理する方法について説明します。
名前空間の作成
Azure portal にサインインします。
検索ボックスに「Event Grid 名前空間」と入力し、結果から [Event Grid 名前空間] を選択します。
[Event Grid 名前空間] ページで、ツール バーの [+ 作成] を選択します。
[基本] ページで、次の手順を行います。
名前空間を作成する [Azure サブスクリプション] を選択します。
既存のリソース グループを選択するか、新しいリソース グループを作成します。
名前空間の名前を入力します。
名前空間を作成するリージョンまたは場所を選択します。
選択したリージョンで可用性ゾーンがサポートされている場合は、[可用性ゾーン] チェックボックスを有効または無効にすることができます。 リージョンが可用性ゾーンをサポートしている場合、このチェック ボックスは既定で選択されます。 ただし、必要に応じて可用性ゾーンをオフにしたり無効にしたりすることができます。 名前空間が作成されると、選択は変更できません。
スライダーまたはテキスト ボックスを使用して、名前空間のスループット ユニットの数を指定します。 スループット ユニット (TU) は、名前空間のイングレスおよびエグレス イベント レート容量を定義します。
ページの下部にある [Next: Networking](次へ: ネットワーク) を選択します。
「IP ファイアウォールの構成」または「プライベート エンドポイントの構成」の手順に従い、名前空間の IP ファイアウォールかプライベート エンドポイントを構成し、ページの下部にある [次へ: セキュリティ] を選択します。
[セキュリティ] ページで、名前空間のマネージド ID の有効化に関する記事の手順に従ってマネージド ID を作成し、ページの下部にある [次へ: タグ] を選択します。
[タグ] タブで、必要な場合に備えてタグを追加します。 ページの下部にある [次へ: 確認と作成] を選択します。
[確認 + 作成] タブで設定を確認し、[作成] を選びます。
[デプロイメント成功] ページで、[リソースに移動] を選択して、対象の名前空間に移動します。
名前空間の表示
Azure portal にサインインします。
検索ボックスに「Event Grid 名前空間」と入力し、結果から [Event Grid 名前空間] を選択します。
[Event Grid 名前空間] ページで、名前空間を選択します。
名前空間の [Event Grid 名前空間] ページが表示されます。
MQTT を有効にする
Azure Event Grid 名前空間で MQTT 機能を有効にする場合は、[構成] を選択し、[Enable MQTT] (MQTT を有効にする) オプションをチェックします。
注意
いったん有効にした MQTT は、無効にできないことに注意してください。
名前空間のスループット ユニット (TU) を構成する
名前空間を既に作成していて、TU を増減する場合は、次の手順に従います。
Azure portal に移動し、スループット ユニットを構成する Azure Event Grid 名前空間を選択します。
[Event Grid 名前空間] ページで、左側のナビゲーション メニューの [スケール] を選択します。
編集ボックスにスループット ユニットの数を入力するか、スクロールツールを使用して数値を増減させます。
[適用] を選択して変更を適用します。
Note
名前空間の最大 TU を含む名前空間内のリソースのクォータと制限については、「Azure Event Grid のクォータと制限」をご覧ください。
名前空間の削除
「名前空間の表示」セクションの手順に従ってすべての名前空間を表示し、一覧から削除する名前空間を選択します。
[概要] ページで、ツール バーの [削除] を選択します。
確認ページで、リソースの名前を入力し、[削除] を選択して削除を確認します。 これにより、名前空間と、入れ子になったすべてのトピック、サブスクリプション、MQTT リソースも削除されます。
次の手順
- Azure Event Grid の名前空間に関するトピックの詳細については、「名前空間の作成、表示、管理」トピックの手順を参照してください。
- Azure Event Grid でサポートされている IoT ソリューションで名前空間を使用する方法の詳細については、「クイック スタート: Azure portal を使用して Event Grid 名前空間で MQTT メッセージを発行およびサブスクライブする」セクションを参照してください。