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Status コマンド (Team Foundation Version Control)

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Visual Studio 2019 |Visual Studio 2022

Team Foundation Version Control (TFVC) status コマンドまたはそのエイリアス statは、1 つ以上のワークスペースのファイルとフォルダーに対する保留中の変更と保留中の変更候補に関する情報を表示します。 /shelveset オプションを使用すると、シェルブセットの保留中の変更に関する情報が表示されます。

手記

保留中の変更候補は、バージョン 管理に追加されていないワークスペースのフォルダーまたはサブフォルダー内のファイルです。 Visual Studio で保留中のすべての変更候補を表示するには、チーム エクスプローラーの [保留中の変更][除外された変更]移動し、[検出された] を選択します。

前提 条件

status コマンドを使用するには、ソースアイテムの 読み取り 権限と、ターゲットフォルダの チェックアウト および マージ 権限を 許可に設定します。 詳細については、「既定の TFVC アクセス許可 」を参照してください。

構文

tf stat[us] itemspec [/collection:TeamProjectCollectionUrl]
[/login:username,[password]]
([/workspace:workspacename[;workspaceowner]] 
| [/shelveset:shelvesetname[;shelvesetowner]])
[/format:(brief|detailed)] [/recursive][/user:(*|username)]
[/nodetect]

パラメーター

引数

引数の

説明

/collection: <TeamProjectCollectionUrl>

/workspace オプションを使用する場合は、保留中の変更を含むワークスペースを含むプロジェクト コレクションの URL を指定します。 例: http://myserver:8080/tfs/DefaultCollection.

指定しない場合、既定では、プロジェクト コレクションは現在のディレクトリをマップするワークスペースを含むものと見なされます。

/workspace オプションを使用しない場合は無視されます。

手記

このオプションの制限については、「解説」を参照してください。

/format

保留中の各変更について表示する詳細の量を指定します。

  • Brief (既定値): /collection オプションと /workspace オプションを使用している場合は、ファイル名、変更、項目がアスタリスク *、ローカル パス、およびユーザーによって示されるようにロックされているかどうかを含む、保留中の変更ごとに 1 行が表示されます。 一部のデータは切り捨てられる可能性があります。
  • Detailed: 保留中の各変更の完全な説明が表示されます。 上記の情報に加えて、このオプションでは、日付や時刻などのより多くのデータが表示されます。

<itemspec>

保留中の変更データの対象となる項目を指定します。 構文については、「Team Foundation バージョン管理コマンド使用する」を参照してください。 複数の itemspec 引数を指定できます。

/login

コマンドの実行に使用するユーザー アカウントを指定します。 「Team Foundation バージョン管理コマンド使用する」を参照してください。

/recursive

指定したディレクトリおよびサブディレクトリ内のアイテムに対する保留中の変更に関するデータを再帰的に取得します。

/shelveset:<shelvesetname>[;<shelvesetowner>]

一覧表示する変更を含むシェルブセットを指定します。

このオプションを /workspace オプションと組み合わせることはできません。

/user

指定したユーザーによって行われた保留中の変更をすべて一覧表示します。 アスタリスク * には、すべてのユーザーからの変更に関するデータが含まれています。 既定値は現在のユーザーです。

このオプションで使用できる値は次のとおりです。

  • <username>
  • <useraccount>
  • アスタリスク *

手記

このオプションの制限については、「解説」を参照してください。

/workspace:<workspacename>[;<workspaceowner>]

保留中の変更を含むワークスペースの名前を指定します。 指定しない場合、ワークスペースは現在のディレクトリをマップするワークスペースです。

workspaceowner を指定して、特定のユーザーに属するワークスペースの保留中の変更に関するデータを取得できます。 指定しない場合、ワークスペースは現在のユーザーであるか、指定されている場合は /login:<username>と見なされます。

このオプションを /shelveset オプションと組み合わせることはできません。

手記

このオプションの制限については、「解説」を参照してください。

備考

status コマンドを使用すると、ローカル ワークスペースかサーバー ワークスペースかに関係なく、現在のワークスペース (現在のディレクトリをマップするワークスペースなど) の保留中の変更を表示できます。 また、このコマンドを使用して、リモート サーバー ワークスペースの保留中の変更 (別の開発マシン上の別のユーザーによる変更など) を表示するには、/collection/user、および /workspace オプションを使用します。 ただし、リモート ローカル ワークスペースで保留中の変更を表示することはできません。

詳細については、「ローカル ワークスペースとサーバー ワークスペースのどちらを使用するかを決定する」を参照してください。

次のすべての例では、$/SiteApp/Main/ がワークスペース内の c:\code\SiteApp\Main\ にマップされているとします。

現在のワークスペースのすべての変更を一覧表示する

次の例では、ワークスペース内のすべての保留中の変更を一覧表示します。

c:\code\SiteApp\Main\SolutionA\>tf stat

フォルダー内のすべての変更を一覧表示する

次の例では、SolutionA フォルダー内のすべてのアイテムに対するすべての保留中の変更を一覧表示します。

c:\code\SiteApp\Main>tf stat SolutionA\*

フォルダーとそのサブフォルダー内のすべての変更を一覧表示する

次の例では、SolutionA フォルダー内のすべてのアイテムに対する保留中の変更 (サブフォルダーの変更を含む) を一覧表示します。

c:\code\SiteApp\Main>tf stat SolutionA\* /recursive

次の手順