Microsoft アカウントを使用して Azure に対する認証を行う
Microsoft アカウントは、Azure などの Microsoft サービスにサインインするために使用されるユーザー名 (メール アドレスとその資格情報に関連付けられている) です。 Microsoft アカウントは 1 つ以上の Azure サブスクリプションに関連付けることができ、そのいずれかのサブスクリプションが既定値になります。
この記事では、次のことについて説明します。
- Microsoft アカウントを使用して Azure にインタラクティブにサインインします
- アカウントに関連付けられている Azure サブスクリプションを一覧表示します (既定値を含む)
- 現在のサブスクリプションを設定します
Microsoft アカウントで認証する手順
Azure CLI にアクセスできるコマンド ラインを開きます。
パラメーターを指定せずに az login を実行し、指示に従って Azure にサインインします。
az login
重要なポイント:
- サインインが成功すると、
az login
により、ログインした Microsoft アカウントに関連付けられている Azure サブスクリプションの一覧 (既定のサブスクリプションを含む) が表示されます。
- サインインが成功すると、
現在の Azure サブスクリプションを確認するには、az account show を実行します。
az account show
特定の Microsoft アカウントのすべての Azure サブスクリプションの名前と ID を表示するには、az account list を実行します。
az account list --query "[?user.name=='<microsoft_account_email>'].{Name:name, ID:id, Default:isDefault}" --output Table
重要なポイント:
<microsoft_account_email>
プレースホルダーを、Azure サブスクリプションを一覧表示する Microsoft アカウントのメール アドレスに置き換えます。- Hotmail や Outlook などの Live アカウントを使用している場合は、完全修飾メール アドレスの指定が必要になることがあります。 たとえば、メール アドレスが
admin@hotmail.com
の場合は、プレースホルダーをlive.com#admin@hotmail.com
に置き換える必要があります。
特定の Azure サブスクリプションを使用するには、az account set を実行します。
az account set --subscription "<subscription_id_or_subscription_name>"
重要なポイント:
<subscription_id_or_subscription_name>
プレースホルダーを、使用するサブスクリプションの ID または名前に置き換えます。az account set
を呼び出すと、指定した Azure サブスクリプションに切り替えた結果が表示されません。 ただし、az account show
を使用して、現在の Azure サブスクリプションが変更されたことを確認できます。- 前の手順で
az account list
コマンドを実行している場合、既定の Azure サブスクリプションが、az account set
で指定したサブスクリプションに変更されていることがわかります。