Azure Virtual Machines 上の WebLogic に Java WebLogic アプリをデプロイする
この記事では、Microsoft Entra アカウントによるサインインを使用して Java WebLogic Web アプリを Azure Virtual Machines 上の WebLogic にデプロイする方法について説明します。
前提条件
- Microsoft Entra ID でセキュリティを有効化することについて、次のいずれかの記事を読了していること:
- Oracle WebLogic Server がデプロイされていること。 詳細については、「Azure portal を使って Azure 仮想マシンに WebLogic Server をデプロイする」をご覧ください。
アプリのデプロイを準備する
アプリケーションを Oracle WebLogic Server にデプロイすると、リダイレクト URL が Oracle WebLogic Server インスタンス上のアプリのリダイレクト URL に変更されます。 これらの設定をプロパティー ファイルで変更しするには、次の手順を使用します。
アプリの authentication.properties ファイルに移動し、
app.homePage
の値をデプロイされたアプリのドメイン名に変更します (次の例を参照)。 このドメイン名の形式はhttp://<vm-host-name>:<port>/<your-app-path>
です。/console/
を削除すると、adminConsoleURL からホスト名とポートを取得できます。 推奨されるサンプル アプリを使っている場合、http://<vm-host-name>:<port>/testwebapp/
(たとえばhttp://wls-5b942e9f2a-admindomain.westus.cloudapp.azure.com:7001/testwebapp/
) という形式で URL を指定します。# app.homePage is by default set to dev server address and app context path on the server # for apps deployed to azure, use https://your-sub-domain.azurewebsites.net app.homePage=http://<vm-host-name>:<port>/<your-app-path>
このファイルを保存した後、次のコマンドを使用してアプリをリビルドします。
mvn clean package
アプリの再ビルド後に、「Java EE アプリケーションを管理コンソール ポータルからからデプロイする」の手順に従って、現状の .war ファイルでアプリケーションを再デプロイします。
Microsoft Entra IDアプリの登録を更新する
リダイレクト URI は Oracle WebLogic Server にデプロイされたアプリに変更されるため、Microsoft Entra ID アプリの登録でも、リダイレクト URI を変更する必要があります。 次の手順に従って、この変更を行います。
開発者用の Microsoft ID プラットフォームの [アプリの登録] ページに移動します。
検索ボックスを使用してアプリの登録を検索します (例:
java-servlet-webapp-authentication
)。名前を選択して、アプリの登録を開きます。
コマンドメニューから 認証 を選択します。
Web - リダイレクト URI セクションで、URI の追加を選択します。
Web アプリの URI を、
/auth/redirect
を追加して入力します。たとえばhttp://wls-5b942e9f2a-admindomain.westus.cloudapp.azure.com:7001/testwebapp/auth/redirect
のようになります。[保存] を選択します。
これでデプロイは完了しました。