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資格情報

適用対象: 「はい」のチェック マーク Databricks SQL Databricks Runtime 「はい」のチェック マーク Unity Catalog のみ

Unity Catalog と組み込みの Azure Databricks Hive メタストアでは、マネージド テーブルの既定の場所が使用されます。 Unity Catalog には、クラウド オブジェクト ストレージ内の外部クラウド サービスとデータに権限を付与するための、セキュリティ保護可能な新しいオブジェクトがいくつか導入されています。

資格情報

資格情報は、Azure マネージド ID または Microsoft Entra ID サービス プリンシパルを表すセキュリティ保護可能なオブジェクトです。

資格情報が作成されたら、その資格情報へのアクセスを principals (ユーザーとグループ) に付与できます。

ストレージ資格情報は、主に、特定のストレージ パスへのアクセスを対象範囲とする外部の場所を作成するために使用されます。

資格情報名 は修飾されておらず、メタストア内で一意である必要があります。

リレーションシップのグラフィック表示

次の図は、以下の項目のリレーションシップを示しています。

  • ストレージの資格情報
  • 外部の場所
  • 外部テーブル
  • ストレージ パス
  • IAM エンティティ
  • Azure サービス アカウント

外部の場所の ER 図

CLI を使用して、Microsoft Entra ID サービス プリンシパルのストレージ資格情報 my_azure_storage_cred を作成します。

databricks storage-credentials create --json '{"name": "my_azure_storage_cred", "azure_service_principal": {"directory_id": "12345678-9abc-def0-1234-56789abcdef0", "application_id": "23456789-9abc-def0-1234-56789abcdef0", "client_secret": "Cli3nt5ecr3t"}}'

残りのコマンドは SQL 内で実行できます。

-- Grant access to the storage credential
> GRANT READ FILES ON STORAGE CREDENTIAL my_azure_storage_cred TO ceo;

-- ceo can directly read from any storage path using myazure_storage_cred
> SELECT count(1) FROM `delta`.`abfss://container@storageaccount.dfs.core.windows.net/depts/finance/forecast/somefile` WITH (CREDENTIAL my_azure_storage_cred);
  100
> SELECT count(1) FROM `delta`.`abfss://container@storageaccount.dfs.core.windows.net/depts/hr/employees` WITH (CREDENTIAL my_azure_storage_cred);
  2017

-- Create an external location on specific path to which `my_azure_storage_cred` has access
> CREATE EXTERNAL LOCATION finance_loc URL 'abfss://container@storageaccount.dfs.core.windows.net/depts/finance'
    WITH (CREDENTIAL my_azure_storage_cred)
    COMMENT 'finance';