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try_cast 関数

適用対象: check marked yes Databricks SQL Databricks Runtime 10.4 LTS 以降

可能な場合はデータ型 targetType にキャストされた sourceExpr の値を、不可能な場合は NULL を返します。

構文

try_cast(sourceExpr AS targetType)

引数

  • sourceExpr: 任意のキャスト可能な式。
  • targetType: 結果の型。

戻り値

結果は targetType 型です。

この関数は、詳細な説明を含む cast 関数の緩和されたバリアントです。

try_cast は、expr の型から type へのキャストがサポートされている限り、次の条件を許容することで cast 関数とは異なります。

  • sourceExpr の値が targetType のドメイン内に適合しない場合、結果はオーバーフロー エラーではなく NULL です。
  • sourceExpr の値の形式が正しくない場合、または無効な文字が含まれている場合、結果は無効なデータ エラーではなく NULL です。

上記の例外は次のとおりです。

  • NOT NULL プロパティを持つ STRUCT フィールドへのキャスト。
  • MAP キーのキャスト。

> SELECT try_cast('10' AS INT);
 10

> SELECT try_cast('a' AS INT);
 NULL