Databricks ジョブのキューとコンカレンシーの設定
この記事には、Databricks ジョブの詳細設定を構成するための手順と推奨事項が含まれています。
ジョブ実行のキューを有効にする
Note
キューは、2024 年 4 月 15 日以降に UI を使用して作成されたジョブに対して既定で有効になっています。
同時実行の制限によってジョブの実行がスキップされないように、ジョブのキューイングを有効にできます。 キューが有効で、ジョブの実行にリソースが利用できない場合、実行は最大 48 時間キューに入れられます。 容量が利用可能になると、ジョブの実行はデキューされ、実行されます。 キューに登録された実行は、ジョブの実行リストと最近のジョブの実行リストに表示されます。
実行は、次の制限のいずれかに達するとキューに入れられます。
- ワークスペースのアクティブな同時実行の最大数。
- ワークスペースの
Run Job
タスクの同時実行の最大数。 - ジョブの同時実行の最大数。
キューはジョブ レベルのプロパティで、そのジョブの実行のみキューに入れられます。
キューを有効または無効にするには、[詳細設定] をクリックし、[ジョブの詳細] サイド パネルの [キュー] トグル ボタンをクリックします。
同時実行の最大数を構成する
既定では、すべての新しいジョブの同時実行の最大数は 1 に設定されています。
[詳細設定] の下にある [同時実行の編集] をクリックして、このジョブの並列実行の最大数を設定します。
新しい実行を開始しようとしているときに、ジョブがアクティブな実行の最大数に既に達している場合は、Azure Databricks によって実行がスキップされます。
同じジョブを複数同時実行するには、この値を 1 より大きい値に設定します。 これは、頻繁に実行されるスケジュールでジョブをトリガーし、連続した実行を互いにオーバーラップさせたい場合や、入力パラメーターが異なる複数の実行をトリガーしたい場合などに便利です。