ARM テンプレートを使用してワークスペースをデプロイする
この記事では、ARM テンプレートを使用して Azure Databricks ワークスペースを作成する方法について説明します。
ARM テンプレートは JavaScript Object Notation (JSON) ファイルであり、プロジェクトのインフラストラクチャと構成が定義されています。 このテンプレートでは、デプロイしようとしているものを、それを作成する一連のプログラミング コマンドを記述しなくても記述できる、宣言型の構文を使用しています。
環境が前提条件を満たしていて、ARM テンプレートの使用に慣れている場合は、[Azure へのデプロイ] ボタンを選択します。 Azure portal でテンプレートが開きます。
テンプレートを確認する
このクイックスタートで使用されるテンプレートは Azure クイックスタート テンプレートからのものです。
{
"$schema": "https://schema.management.azure.com/schemas/2019-04-01/deploymentTemplate.json#",
"contentVersion": "1.0.0.0",
"metadata": {
"_generator": {
"name": "bicep",
"version": "0.5.6.12127",
"templateHash": "14509124136721506545"
}
},
"parameters": {
"disablePublicIp": {
"type": "bool",
"defaultValue": false,
"metadata": {
"description": "Specifies whether to deploy Azure Databricks workspace with Secure Cluster Connectivity (No Public IP) enabled or not"
}
},
"workspaceName": {
"type": "string",
"metadata": {
"description": "The name of the Azure Databricks workspace to create."
}
},
"pricingTier": {
"type": "string",
"defaultValue": "premium",
"allowedValues": [
"standard",
"premium"
],
"metadata": {
"description": "The pricing tier of workspace."
}
},
"location": {
"type": "string",
"defaultValue": "[resourceGroup().location]",
"metadata": {
"description": "Location for all resources."
}
}
},
"variables": {
"managedResourceGroupName": "[format('databricks-rg-{0}-{1}', parameters('workspaceName'), uniqueString(parameters('workspaceName'), resourceGroup().id))]"
},
"resources": [
{
"type": "Microsoft.Databricks/workspaces",
"apiVersion": "2018-04-01",
"name": "[parameters('workspaceName')]",
"location": "[parameters('location')]",
"sku": {
"name": "[parameters('pricingTier')]"
},
"properties": {
"managedResourceGroupId": "[subscriptionResourceId('Microsoft.Resources/resourceGroups', variables('managedResourceGroupName'))]",
"parameters": {
"enableNoPublicIp": {
"value": "[parameters('disablePublicIp')]"
}
}
}
}
],
"outputs": {
"workspace": {
"type": "object",
"value": "[reference(resourceId('Microsoft.Databricks/workspaces', parameters('workspaceName')))]"
}
}
}
テンプレートで定義されている Azure リソースは Microsoft.Databricks/workspaces です。つまり Azure Databricks ワークスペースを作成します。
テンプレートのデプロイ
このセクションでは、ARM テンプレートを使用して Azure Databricks ワークスペースを作成します。
与えられたリンクを使用して Azure にサインインしてテンプレートを開きます。
次の必要な値を入力して Azure Databricks ワークスペースを作成します。
プロパティ 説明 サブスクリプション ドロップダウンから Azure サブスクリプションを選択します。 リソース グループ 新しいリソース グループを作成するか、既存のリソース グループを使用するかを指定します。 リソース グループは、Azure ソリューションの関連するリソースを保持するコンテナーです。 詳しくは、Azure リソース グループの概要に関するページをご覧ください。 場所 [米国東部 2] を選択します。 使用可能な他のリージョンについては、「リージョン別の利用可能な製品」をご覧ください。 ワークスペース名 Databricks ワークスペースの名前を指定します 価格レベル Standard と Premium のいずれかを選択します。 これらのレベルの詳細については、Databricks の価格に関するページを参照してください。 [確認および作成] 、 [作成] の順に選択します。
ワークスペースの作成には数分かかります。 ワークスペースのデプロイが失敗した場合でも、ワークスペースはエラー状態で作成されます。 失敗したワークスペースを削除し、デプロイ エラーのない新しいワークスペースを作成します。 失敗したワークスペースを削除すると、管理対象リソース グループと、正常にデプロイされたリソースもすべて削除されます。
デプロイされているリソースを確認する
Azure portal を使用して Azure Databricks ワークスペースを確認するか、次の Azure CLI または Azure PowerShell スクリプトを使用してリソースを一覧表示できます。
Azure CLI
echo "Enter your Azure Databricks workspace name:" &&
read databricksWorkspaceName &&
echo "Enter the resource group where the Azure Databricks workspace exists:" &&
read resourcegroupName &&
az databricks workspace show -g $resourcegroupName -n $databricksWorkspaceName
Azure PowerShell
$resourceGroupName = Read-Host -Prompt "Enter the resource group name where your Azure Databricks workspace exists"
(Get-AzResource -ResourceType "Microsoft.Databricks/workspaces" -ResourceGroupName $resourceGroupName).Name
Write-Host "Press [ENTER] to continue..."