Azure Data Factory のデータの冗長性
Azure Data Factory のデータには、メタデータ (パイプライン、データセット、リンク サービス、統合ランタイムおよびトリガー) と監視データ (パイプライン、トリガーおよびアクティビティの実行) が含まれます。
メタデータの損失を防ぐため、すべてのリージョン (ブラジル南部と東南アジアを除く) では、Azure Data Factory のデータがペアのリージョンに格納およびレプリケートされています。 リージョン内のデータセンターで障害が発生した場合、Microsoft は Azure Data Factory インスタンスのリージョン内フェールオーバーを開始することがあります。 ほとんどの場合、顧客側では何もする必要はありません。 Microsoft が管理するフェールオーバーが完了すると、フェールオーバー リージョンの Azure Data Factory にアクセスできるようになります。 ペアでないリージョン間のレプリケーションについては、ペアでないリージョン間のレプリケーションに関する記事を参照してください。
ブラジル南部および東南アジアでは、データ所在地の要件により、Azure Data Factory のデータはローカル リージョンにのみ格納されます。 東南アジアでは、すべてのデータがシンガポールに格納されます。 ブラジル南部では、すべてのデータがブラジルに格納されます。 重大な障害によってリージョンが失われた場合、Microsoft はユーザーの Azure Data Factory データを回復できなくなります。
注意
Microsoft が管理するフェールオーバーは、セルフホステッド統合ランタイム (SHIR) には適用されません。これは、このインフラストラクチャが通常はカスタマー マネージドであるためです。 Azure VM で SHIR がセットアップされている場合は、Azure Site Recovery を活用して、別のリージョンへの Azure VM フェールオーバーを処理することをお勧めします。
Azure Data Factory のソース管理を使用する
メタデータに対して行われた変更を追跡して監査できるようにするには、Azure Data Factory のソース管理の設定を検討する必要があります。 これにより、パイプライン、データセット、リンクされたサービス、およびトリガーのメタデータ JSON ファイルにアクセスすることもできるようになります。 Azure Data Factory を使用すると、さまざまな Git リポジトリ (Azure DevOps と GitHub) を操作できます。
Azure Data Factory のソース管理を設定する方法について確認してください。
注意
障害が発生した場合 (リージョンが失われた場合)、新しいデータ ファクトリを手動または自動でプロビジョニングできます。 新しいデータ ファクトリを作成したら、既存の Git リポジトリからパイプライン、データセット、およびリンクされたサービスの JSON を復元できます。
データ ストア
Azure Data Factory を使用すると、オンプレミスやクラウド上にあるデータ ストア間でデータを移動できます。 データ ストアとのビジネス継続性を確保するには、各データ ストアのビジネス継続性に関する推奨事項を参照する必要があります。