Resource Health を使用して Azure Data Explorer を監視する (プレビュー)
Azure Data Explorer の Resource Health では、Azure Data Explorer リソースの正常性を把握し、問題をトラブルシューティングするためのアクションにつながる推奨事項が得られます。 Resource Health は 1 から 2 分おきに更新され、ご利用のリソースについて、現在と過去の正常性がレポートされます。
Resource Health では、次のようなさまざまな正常性の状態を調べて、Azure Data Explorer リソースの正常性を判定します。
- リソースの可用性 (クラスターはクエリには使用できません)
- クエリの失敗
- ポリシーの更新エラー
- インジェストの成功率が低い
- インジェストの待機時間が長い
- 具体化ビューが低下
- データ接続の待機時間が長い (データ接続が実際に機能する限り)
Access Resource Health のレポート
Azure portal で、サービスの一覧から [モニター] を選択します。
[Service Health]>[Resource health] の順に選択します。
[サブスクリプション] ドロップダウンで、サブスクリプションを選択します。 [リソースの種類] ボックスの一覧で、[Azure Data Explorer] を選択します。
結果のテーブルに、選択したサブスクリプションのすべてのリソースが一覧表示されます。 それぞれのリソースには、そのリソース正常性を示す正常性状態アイコンが表示されます。
リソースを選択して、リソース正常性状態と推奨事項を表示します。
リソースの正常性状態
リソースの正常性は、使用可能、機能低下、使用不可、不明のいずれかの状態で表示されます。
対応可能
利用可能の正常性状態は、Azure Data Explorer リソースが正常であり、問題がないことを示します。
Degraded
正常性状態が「低下」になっている場合は、Azure Data Explorer リソースがパフォーマンスの低下またはデータ損失の可能性を検出したことを示します (たとえば、インジェストの成功率が低いなど)。 クラスターは引き続き使用できます。
利用不可
使用不可の正常性状態は、クエリやインジェストを実行できなくなるような問題が Azure Data Explorer リソースに発生していることを示します。 たとえば、Azure Data Explorer リソースのノードが予期せず再起動されたようなケースが該当します。 Azure Data Explorer リソースが長期間この状態のままである場合は、サポートに問い合わせてください。
ヒント
システム情報コマンドを使用して、問題の原因を見つけることができます。
Unknown
不明の正常性状態は、Resource Health がこの Azure Data Explorer リソースに関する情報を 10 分以上受け取っていないことを示します。 この状態は Azure Data Explorer リソースの正常性を明確に示すものではありませんが、トラブルシューティング プロセスにおいて重要なデータ ポイントです。 Azure Data Explorer クラスターが正常に機能している場合、状態は数分内に利用可能に変わります。 不明の正常性状態は、プラットフォーム内のイベントの影響をリソースが受けていることを示唆している可能性があります。
ヒント
Azure Data Explorer クラスター リソースが停止状態の場合、その正常性は不明になります。
履歴情報
[Resource Health] ペインの > には、最大 4 週間分のリソース正常性状態情報が表示されます。 このペインでレポートされる正常性イベントの問題については、矢印を選択すると詳しい情報が得られます。