parse_ipv6()
適用対象: ✅Microsoft Fabric✅Azure データ エクスプローラー✅Azure Monitor✅Microsoft Sentinel
IPv6 または IPv4 の文字列を、正規の IPv6 文字列表現に変換します。
構文
parse_ipv6(
ip)
構文規則について詳しく知る。
パラメーター
件名 | タイプ | Required | 説明 |
---|---|---|---|
ip | string |
✔️ | 正規の IPv6 表現に変換される IPv6/IPv4 ネットワーク アドレス。 値には、 IP プレフィックス表記を使用した net-mask を含めることができます。 |
IP - プレフィックスの表記
IP プレフィックス表記 (CIDR 表記とも呼ばれます) は、IP アドレスとそれに関連付けられているネットワーク マスクを表す簡潔な方法です。 形式は <base IP>/<prefix length>
で、プレフィックスの長さはネットマスク内の先頭の 1 ビットの数です。 プレフィックスの長さは、ネットワークに属する IP アドレスの範囲を決定します。
IPv4 の場合、プレフィックスの長さは 0 から 32 までの数値です。 したがって、表記 192.168.2.0/24 は、255.255.255.0 のネットマスクを持つ IP アドレス 192.168.2.0 を表します。 このネットマスクには、先頭に 1 ビットが 24 個、プレフィックスの長さが 24 個あります。
IPv6 の場合、プレフィックスの長さは 0 から 128 までの数値です。 そのため、表記 fe80::85d:e82c:9446:7994/120 は、ip アドレス fe80::85d:e82c:9446:7994 を ffff:ffff:ffff:ffff:ffff:ffff:ffff:ff00 のネットマスクで表します。 このネットマスクの先頭は 120 ビット、プレフィックス長は 120 です。
返品
変換が成功した場合、結果は正規の IPv6 ネットワーク アドレスを表す文字列になります。 変換が成功しなかった場合、結果は空の文字列になります。
例
datatable(ipv4: string)
[
'192.168.255.255', '192.168.255.255/24', '255.255.255.255'
]
| extend ipv6 = parse_ipv6(ipv4)
出力
IPv4 | ipv6 |
---|---|
192.168.255.255 | 0000:0000:0000:0000:0000:ffff:c0a8:ffff |
192.168.255.255/24 | 0000:0000:0000:0000:0000:ffff:c0a8:ff00 |
255.255.255.255 | 0000:0000:0000:0000:0000:ffff:ffff:ffff |