次の方法で共有


Azure Cosmos DB for PostgreSQL 内のノード DNS 名

適用対象: Azure Cosmos DB for PostgreSQL (PostgreSQL の Citus データベース拡張機能を利用)

Azure Cosmos DB for PostgreSQL クラスターがプロビジョニングされると、すべてのノードに独自の完全修飾ドメイン名 (FQDN) が割り当てられます。 この FQDN は、アクセスを許可するために適切なネットワーク セキュリティが設定されている場合に、各ノードに接続するために使用されます。 FQDN は、プライベート アクセスとパブリック アクセスのどちらを使用するかに関係なく、Postgres 接続文字列で使用されます。

Azure Cosmos DB for PostgreSQL 内のドメイン名

Azure Cosmos DB for PostgreSQL 内のすべてのノード ドメイン名は、postgres.cosmos.azure.com ドメイン内に作成されます。 ノードの FQDN は次の形式で作成されます

<node-qualifier>-<cluster-name>.<uniqueID>.postgres.cosmos.azure.com

ここで、node-qualifier はコーディネーターの場合は 'c'、ワーカー ノードの場合は 'w0'、'w1' などである可能性があります。cluster-name はクラスター プロビジョニング中に選択したクラスターの名前です。uniqueID は、ランダムに生成されるグローバルに一意の 14 文字の識別子です。

例: c-mycluster.12345678901234.postgres.cosmos.azure.com。

この FQDN は、クラスター内の各ノードのパブリック IP に解決されます。 クラスターでパブリック アクセスが有効になっている場合、この FQDN は Postgres 接続文字列でノードに接続するために使用されます。

クラスターでプライベート アクセスを有効にすると、Azure によってクラスターごとにプライベート DNS ゾーンが作成されます。 プライマリ FQDN に加えて、プライベート エンドポイントを持つ各ノードの FQDN が、このプライベート DNS ゾーンに作成されます。 このプライベート DNS ゾーンの FQDN では、次の形式が使用されます

<node-qualifier>-<cluster-name>.<uniqueID>.privatelink.postgres.cosmos.azure.com

ここで、node-qualifier はコーディネーターの場合は 'c'、ワーカー ノードの場合は 'w0'、'w1' などである可能性があります。cluster-name はクラスター プロビジョニング中に選択したクラスターの名前です。uniqueID は、ランダムに生成されるグローバルに一意の 14 文字の識別子です。

例: c-mycluster.12345678901234.privatelink.postgres.cosmos.azure.com。

node-qualifier-cluster-name.uniqueID.postgres.cosmos.azure.com のFQDN は、仮想ネットワーク (VNet) 環境内からも使用できます。 DNS 名前解決が VNet 内から実行される場合、FQDN はプライベート エンドポイントを介してノードに割り当てられたプライベート IP に解決されます。 DNS 名前解決がパブリック インターネットから行われる場合、FQDN はそのノードに割り当てられたパブリック IP に解決されます。

割り当てられたパブリック IP アドレスは、HA フェールオーバーやコンピューティング スケーリング操作などの通常の操作中に変化する可能性があるため、FQDN のみを使用してノードにアクセスすることが重要です。

重要

2023 年 6 月 6 日より前に作成された Azure Cosmos DB for PostgreSQL クラスターでは、次のレガシ ドメイン名と FQDN 形式が使用されます。

プライマリ FQDN 形式: node-qualifier.cluster-name.postgres.database.azure.com プライベート DNS ゾーン内の FQDN: node-qualifier.privatelink.cluster-name.postgres.database.azure.com

ここで、node-qualifier はコーディネーターの場合は 'c'、ワーカー ノードの場合は 'w0'、'w1' などであり、cluster-name はクラスター プロビジョニング中に選択したクラスターの名前です。

次のステップ