チュートリアル: Azure Container Apps でサーバーレス GPU を使用してイメージを生成する (プレビュー)
この記事では、AI アプリケーションの基盤となるサーバーレス GPU を使用するコンテナー アプリを作成する方法を学習します。
サーバーレス GPU を使用すると、ドライバーのインストールなどの手動のインフラストラクチャ構成を行わなくても、GPU コンピューティング リソースに直接アクセスできるようになります。 必要なのは、AI モデルのイメージをデプロイすることだけです。
このチュートリアルでは、次のことを行います。
- 新しいコンテナー アプリと環境を作成する
- サーバーレス GPU を使用するように環境を構成する
- アプリを Azure Container Apps にデプロイする
- 新しいサーバーレス GPU 有効化アプリケーションを使用する
- アーティファクト ストリーミングを有効にして GPU コールド スタートを減らす
前提条件
リソース | 説明 |
---|---|
Azure アカウント | アクティブなサブスクリプションを含む Azure アカウントが必要です。 アカウントがない場合は、ここで無料で作成できます。 |
Azure Container Registry インスタンス | 既存の Azure Container Registry インスタンスまたは新しいインスタンスを作成するためのアクセス許可が必要です。 |
サーバーレス GPU へのアクセス | GPU へアクセスするには、まず GPU クォータのリクエストを行う必要があります。 GPU クォータのリクエストは、カスタマー サポート ケースを介して送信できます。 |
コンテナー アプリを作成する
Azure portal に移動し、[Container Apps] を検索して選択します。
[作成] を選択した後、[コンテナー アプリ] を選択します。
[基本] ウィンドウで、各セクションに以下の値を入力します。
[プロジェクトの詳細] で、以下の値を入力します。
設定 値 サブスクリプション Azure サブスクリプションを選択します。 リソース グループ [新規作成] を選択し、「my-gpu-demo-group」と入力します。 コンテナー アプリ名 「my-gpu-demo-app」と入力します。 デプロイ ソース [コンテナー イメージ] を選択します。 [Container Apps 環境] で、以下の値を入力します。
設定 Value リージョン [米国西部 3] を選択します。
サポートされているその他のリージョンについては、「Azure でのサーバーレス GPU の使用」を参照してください。Container Apps 環境 [新規作成] を選択します。 [Container Apps 環境の作成] ウィンドウで、以下の値を入力します。
設定 値 環境名 「my-gpu-demo-env」と入力します。 [作成] を選択します
[次へ: コンテナー >] を選択します。
[コンテナー] ウィンドウで、以下の値を入力します。
設定 値 名前 「my-gpu-demo-container」と入力します。 イメージ ソース [Docker Hub またはその他のレジストリ] を選択します。 画像の種類 [パブリック] を選択します。 レジストリ ログイン サーバー 「mcr.microsoft.com」と入力します。 イメージとタグ 「k8se/gpu-quickstart:latest」と入力します。 ワークロード プロファイル [Consumption - Up to 4...] で始まるオプションを選択します。 GPU [] チェックボックスを選択します。 GPU の種類 [T4] オプションを選択し、リンクを選択してプロファイルを環境に追加します。 [次へ: イングレス >] を選択します。
[イングレス] ウィンドウで、以下の値を入力します。
設定 Value イングレス [有効] チェック ボックスをオンにします。 イングレス トラフィック [すべての場所からのトラフィックを受け取る] ラジオ ボタンを選択します。 ターゲット ポート 「80」と入力します。 [Review + create](レビュー + 作成) を選択します。
[作成] を選択します
デプロイが完了するまでしばらく待ってから、[リソースに移動] を選択します。
このプロセスが完了するには最大で 5 分かかる可能性があります。
GPU アプリを使用する
[概要] ウィンドウから、[アプリケーション URL] リンクを選択して、ブラウザーで Web アプリ フロントエンドを開き、GPU アプリケーションを使用します。
Note
GPU アプリの最適なパフォーマンスを実現するには、サーバーレス GPU のコールド スタートを改善するための以下の手順に従います。
GPU を監視する
イメージの生成が完了したら、以下の手順を使用して GPU 処理の結果を確認します。
Azure portal でコンテナー アプリを開きます。
[監視] セクションから、[コンソール] を選択します。
レプリカを選択します。
コンテナーを選択します。
[再接続] を選択します。
[スタートアップ コマンドの選択] ウィンドウで、[/bin/bash] を選択し、[接続] を選択します。
シェルの設定が完了したら、コマンド nvidia-smi を入力して、GPU の状態と出力を確認します。
リソースをクリーンアップする
このチュートリアルで作成したリソースは、Azure の請求書に影響します。
これらのサービスを長期間にわたっては使用しない場合は、以下の手順を使用して、このチュートリアルで作成したすべてのものを削除してください。
Azure portal で、[リソース グループ] を検索して選択します。
[my-gpu-demo-group] を選択します。
[リソース グループの削除] を選択します。
確認ボックスに、「my-gpu-demo-group」と入力します。
[削除] を選択します。