呼び出しセットアップでの問題の概要
アプリケーションが Azure Communication Services WebJS SDK を使用して呼び出しを行う場合、その最初の手順は、CallClient
インスタンスを作成し、それを使用して呼び出しエージェントを作成することです。
呼び出しエージェントが作成されると、SDK がユーザーをそのサービスに登録し、他のユーザーがこれらにアクセスできるようにします。
ユーザーが呼び出しに参加またはそれを受け入れると、SDK は 2 つのエンドポイント間でメディア セッションを確立します。
ユーザーが通話に接続できない場合は、その問題が発生しているステージを特定することが重要です。
呼び出しセットアップに関する一般的な問題
ここでは、呼び出しセットアップでの一般的な問題のいくつかと、各問題の潜在的な原因をリスト アップします。
無効な、または期限切れのトークン
- アプリケーションが、有効なトークンを提供していません。
- アプリケーションが、トークンの更新処理を正しく実装していません。
callAgent の作成に失敗した
- アプリケーションが、有効なトークンを提供していません。
- アプリケーションが、
CallClient
インスタンスを使用して、複数の呼び出しエージェントを 作成しています。 - アプリケーションが、同じページ上で同じ ACS ID を持つ複数のコール エージェントを作成しています。
- SDK が、サービス インフラストラクチャへの接続に失敗しています。
ユーザーが呼び出し通知を受信しない
- 期限切れのトークンがあります。
- シグナリング接続に問題があります。
呼び出しのセットアップに時間がかかりすぎる
- ユーザーにネットワークの問題が発生しています。
- ブラウザーがストリームを取得するのに、長い時間がかかっています。
発信は特定のコードまたはサブコードで終わります
- 発信はネットワーク障害により 410/3112 エラーで終わります