Azure の Azure ハイ パフォーマンス コンピューティング (HPC) のチーム メンバーを編成する
HPC のアーキテクチャは、一連の基本原則を使用して設計されています。
ベスト プラクティスでは、クラウド導入フレームワークの組織化 メソドロジを使用して、一元化された単一のクラウド導入戦略を策定することを推奨しています。 組織のクラウド導入作業をサポートするチームと役割を連携させます。
基本原則
セルフサービス対応: プロジェクト チームが独力で作業して、アジャイル開発方法を実施できるようにします。
ガバナンス: Azure プラットフォーム全体にガードレールを適用し、プロジェクト チームがアクセス許可内の機能だけを表示、変更、実行できるようにします。
デプロイの合理化: 組織内で一般的なポリシーを利用できるようにすることで、チームを迅速に拡大縮小したり、主要な設計と成果物の経験が少ないチームをサポートしたりできるようにします。
ロールとチーム
クラウドへのソリューションのオンボードに一貫性を持たせるために、すべての HPC の技術変更を推進するクラウド導入チームを設けます。 ベスト プラクティスには、プラットフォームの成熟度、運用、ガバナンス、自動化を確保することで、クラウド導入チームのバランスを取るクラウド ガバナンス チームを組み込んだ、実用最小限の製品 (MVP) が含まれます。
クラウド導入ライフサイクルの説明責任を担保するために、経営幹部と IT 責任者の両者を入れたクラウド戦略チームを設立することを検討してください。
詳細については、「 質の高いチーム構造」を参照してください。
デプロイと運用
コストと必要なパフォーマンスの面で、HPC クラウドでのみ可能な説得力のあるユース ケースを特定するために、組織の IT リーダーや研究チームとの連携を確立します。 ユース ケースとして、生命・医療科学における遺伝的疾患のバリエーション、車両の安全運用に影響を与える力と応力をシミュレートする自動車設計者、AI コンピューティングの継続的な需要の増加などが考えられます。
実行責任者、説明責任者、相談先、報告先を明確にするためのチーム間マトリックスを作成することで、HPC 環境の責任の調整を行います。
詳細については、「チーム間で責任を調整する」を参照してください。
次の手順
- チーム メンバーの編成戦略を策定した後、HPC ランディング ゾーンの再チェックや、クラウド導入の準備を整えた HPC 環境全体へのマッピングを行えます。
- オンプレミスでのデプロイと比較した場合の、クラウド環境での HPC の異なる点を確認します。