クラウドのモダン化戦略
モダン化は、ビジネスの価値を最大限に高めることを目指すビジネス上の意思決定です。 その価値を実現するには、テクノロジを強化すると共に、そのテクノロジをサポートするためのプロセスを改良する必要があります。
皆さんはもう、モダン化の目標と、それを達成するために必要な戦略を明確に把握していることでしょう。 モダン化フレームワークのビジネス アラインメント フェーズでは、モダン化ロードマップを作成しました。 そのロードマップが、モダン化の目標に合致したモダン化戦略への道標となります。
モダン化戦略の定義
モダン化戦略は、モダン化の取り組みのうち、ビジネス テクノロジの主要な構成要素を対象としたものです。 モダン化とは、ワークロード、そしてそれらのワークロードをサポートするプロセスを強化するものとして定義されます。 ワークロードとそれをサポートするプロセスの両方をモダン化するための具体的な手順が、モダン化戦略によってもたらされます。
モダン化の戦略
Microsoft では、モダン化をたった 3 種類のモダン化戦略に落とし込んでいます。 これらの戦略によって、最小限の労力でビジネスの価値を最大限に高めることができます。
"プロセスのモダン化" - 開発と運用をモダン化するには、DevOps 手法を導入します。 プロセスのモダン化は、ワークロードの総保有コストを削減するために不可欠です。
"アプリケーションのモダン化" - アプリケーションまたはフレームワークをモダン化するには、PaaS ソリューションを導入します。
"データベースのモダン化" - データベースをモダン化するには、データベースの PaaS ソリューションと IaaS (サービスとしてのインフラストラクチャ) ソリューションを導入します。
モダン化の取り組みから最大の価値を引き出すには、プロセスのモダン化が欠かせません。 DevOps 手法をまだ使用していない場合は、プロセスのモダン化から始めてください。