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Azure CLI を使用して Azure マネージド ディスクをバックアップする

この記事では、Azure CLI を使用して Azure マネージド ディスクをバックアップする方法について説明します。

重要

Azure マネージド ディスクの CLI によるバックアップと復元のサポートはプレビュー段階であり、Az 2.15.0 バージョン以降で拡張機能として提供されます。 この拡張機能は、az dataprotection コマンドを実行すると自動的にインストールされます。 拡張機能の詳細を参照してください

Azure ディスク バックアップの使用可能なリージョン、サポートされるシナリオ、制限事項については、サポート マトリックスに関するページをご覧ください。

バックアップ コンテナーの作成

バックアップ コンテナーは、Azure Database for PostgreSQL サーバー、ストレージ アカウントの BLOB、Azure ディスクなど、Azure Backup によってサポートされる新しい各種ワークロードのバックアップ データを格納する Azure のストレージ エンティティです。 バックアップ コンテナーを使用すると、管理オーバーヘッドを最小限に抑えながら、バックアップ データを簡単に整理できます。 バックアップ コンテナーは、Azure の Azure Resource Manager モデルに基づいており、強化されたバックアップ データの保護機能を提供します。

バックアップ コンテナーを作成する前に、コンテナー内のデータのストレージ冗長を選択します。 次に、そのストレージ冗長と場所を使用したバックアップ コンテナーの作成に進みます。 この記事では、westus リージョンのリソース グループ testBkpVaultRG に、バックアップ コンテナー TestBkpVault を作成します。 バックアップ コンテナーを作成するには、az dataprotection vault create コマンドを使用します。 詳細については、「バックアップ コンテナーの作成」を参照してください。

az dataprotection backup-vault create -g testBkpVaultRG --vault-name TestBkpVault -l westus --type SystemAssigned --storage-settings datastore-type="VaultStore" type="LocallyRedundant"
{
  "eTag": null,
  "id": "/subscriptions/xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx/resourcegroups/testBkpVaultRG/providers/Microsoft.DataProtection/BackupVaults/TestBkpVault",
  "identity": {
    "principalId": "2ca1d5f7-38b3-4b61-aa45-8147d7e0edbc",
    "tenantId": "xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx",
    "type": "SystemAssigned"
  },
  "location": "westus",
  "name": "TestBkpVault",
  "properties": {
    "provisioningState": "Succeeded",
    "storageSettings": [
      {
        "datastoreType": "VaultStore",
        "type": "LocallyRedundant"
      }
    ]
  },
  "resourceGroup": "testBkpVaultRG",
  "systemData": null,
  "tags": null,
  "type": "Microsoft.DataProtection/backupVaults"
}

コンテナーを作成した後は、Azure ディスクを保護するためのバックアップ ポリシーを作成しましょう。

バックアップ ポリシーの作成

Azure ディスク バックアップのバックアップ ポリシーの内部構成要素を把握するには、az dataprotection backup-policy get-default-policy-template コマンドを使用してポリシー テンプレートを取得します。 このコマンドにより、指定されたデータソースの種類の既定のポリシー テンプレートが返されます。 このポリシー テンプレートを使用して、新しいポリシーを作成します。

az dataprotection backup-policy get-default-policy-template --datasource-type AzureDisk
{
  "datasourceTypes": [
    "Microsoft.Compute/disks"
  ],
  "name": "DiskPolicy",
  "objectType": "BackupPolicy",
  "policyRules": [
    {
      "backupParameters": {
        "backupType": "Incremental",
        "objectType": "AzureBackupParams"
      },
      "dataStore": {
        "dataStoreType": "OperationalStore",
        "objectType": "DataStoreInfoBase"
      },
      "name": "BackupHourly",
      "objectType": "AzureBackupRule",
      "trigger": {
        "objectType": "ScheduleBasedTriggerContext",
        "schedule": {
          "repeatingTimeIntervals": [
            "R/2020-04-05T13:00:00+00:00/PT4H"
          ]
        },
        "taggingCriteria": [
          {
            "isDefault": true,
            "tagInfo": {
              "id": "Default_",
              "tagName": "Default"
            },
            "taggingPriority": 99
          }
        ]
      }
    },
    {
      "isDefault": true,
      "lifecycles": [
        {
          "deleteAfter": {
            "duration": "P7D",
            "objectType": "AbsoluteDeleteOption"
          },
          "sourceDataStore": {
            "dataStoreType": "OperationalStore",
            "objectType": "DataStoreInfoBase"
          }
        }
      ],
      "name": "Default",
      "objectType": "AzureRetentionRule"
    }
  ]
}

ポリシー テンプレートは、トリガー (何がバックアップをトリガーするかを決定) とライフサイクル (バックアップをいつ削除、コピー、移動するかを決定) で構成されます。 Azure ディスク バックアップでは、トリガーの既定値は、4 時間ごとにスケジュールされたトリガー (PT4H) と、各バックアップを 7 日間保有することです。

スケジュールされたトリガー:

"trigger": {
        "objectType": "ScheduleBasedTriggerContext",
        "schedule": {
          "repeatingTimeIntervals": [
            "R/2020-04-05T13:00:00+00:00/PT4H"
          ]
        }
}

既定の保有ライフサイクル:

"lifecycles": [
        {
          "deleteAfter": {
            "duration": "P7D",
            "objectType": "AbsoluteDeleteOption"
          },
          "sourceDataStore": {
            "dataStoreType": "OperationalStore",
            "objectType": "DataStoreInfoBase"
          }
        }
      ]

Azure ディスク バックアップでは、1 日に複数のバックアップを作成できます。 頻繁にバックアップを行う必要がある場合は、4、6、8、または 12 時間の間隔でバックアップを作成できる [時間単位] のバックアップ頻度を選択します。 [時間] で選択した間隔に基づいてバックアップがスケジュールされます。

たとえば、 [4 時間ごと] を選択した場合、ほぼ 4 時間ごとにバックアップが作成されるので、バックアップが 1 日のうちで均等に分散されます。 1 日 1 回のバックアップで十分な場合は、 [日単位] のバックアップ頻度を選択します。 日単位のバックアップ頻度では、バックアップを作成する時刻を指定できます。

重要

この時刻は、バックアップが完了する時刻ではなく、バックアップの開始時刻を示しています。

バックアップ操作を完了するために必要な時間は、ディスクのサイズや連続するバックアップ間のチャーン率など、さまざまな要因によって変わってきます。 ただし、Azure ディスク バックアップは増分スナップショットを使用するエージェントレス バックアップであり、実稼働アプリのパフォーマンスには影響しません。

Note

選択したコンテナーにグローバル冗長の設定が含まれる場合がありますが、Azure ディスク バックアップでは現在スナップショット データストアのみがサポートされています。 すべてのバックアップがサブスクリプションのリソース グループに格納され、バックアップ コンテナーのストレージにはコピーされません。

ポリシー作成の詳細については、Azure ディスク バックアップ ポリシーに関するドキュメントを参照してください。

テンプレートが JSON ファイルとしてダウンロードされたら、必要に応じてスケジュールと保有期間を編集できます。 次に、結果の JSON を使用して新しいポリシーを作成します。 時間単位の頻度または保有期間を編集する場合は、az dataprotection backup-policy trigger set コマンドまたは az dataprotection backup-policy retention-rule set コマンドを使用します。 ポリシーの JSON に必要な値をすべて設定したら、az dataprotection backup-policy create コマンドを使用してポリシー オブジェクトから新しいポリシーを作成する手順に進みます。

az dataprotection backup-policy get-default-policy-template --datasource-type AzureDisk > policy.json
az dataprotection backup-policy create -g testBkpVaultRG --vault-name TestBkpVault -n mypolicy --policy policy.json
{
"id": "/subscriptions/xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx/resourceGroups/testBkpVaultRG/providers/Microsoft.DataProtection/backupVaults/TestBkpVault/backupPolicies/mypolicy",
"name": "mypolicy",
"properties": {
"datasourceTypes": [
"Microsoft.Compute/disks"
],
"objectType": "BackupPolicy",
"policyRules": [
{
"backupParameters": {
"backupType": "Incremental",
"objectType": "AzureBackupParams"
},
"dataStore": {
"dataStoreType": "OperationalStore",
"objectType": "DataStoreInfoBase"
},
"name": "BackupHourly",
"objectType": "AzureBackupRule",
"trigger": {
"objectType": "ScheduleBasedTriggerContext",
"schedule": {
"repeatingTimeIntervals": [
"R/2020-04-05T13:00:00+00:00/PT4H"
]
},
"taggingCriteria": [
{
"criteria": null,
"isDefault": true,
"tagInfo": {
"eTag": null,
"id": "Default_",
"tagName": "Default"
},
"taggingPriority": 99
}
]
}
},
{
"isDefault": true,
"lifecycles": [
{
"deleteAfter": {
"duration": "P7D",
"objectType": "AbsoluteDeleteOption"
},
"sourceDataStore": {
"dataStoreType": "OperationalStore",
"objectType": "DataStoreInfoBase"
},
"targetDataStoreCopySettings": null
}
],
"name": "Default",
"objectType": "AzureRetentionRule"
}
]
},
"resourceGroup": "testBkpVaultRG",
"systemData": null,
"type": "Microsoft.DataProtection/backupVaults/backupPolicies"
}

バックアップの構成

コンテナーとポリシーを作成したら、Azure ディスクを保護するために考慮する必要がある重要なポイントが 3 つあります。

関連する主なエンティティ

保護するディスク

保護するディスクの ARM ID と場所を取り込みます。 これは、ディスクの識別子として機能します。 ここでは、別のサブスクリプションのリソース グループ diskrg にある CLITestDisk という名前のディスクを例に使用します。

$DiskId = "/subscriptions/xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx/resourcegroups/diskrg/providers/Microsoft.Compute/disks/CLITestDisk"

スナップショット リソース グループ

ディスクのスナップショットは、サブスクリプション内のリソース グループに格納されます。 ガイドラインとして、Azure Backup サービスで使用されるスナップショット データストアとして専用のリソース グループを作成することをお勧めします。 専用のリソース グループを使用すると、リソース グループに対するアクセス許可を制限できるため、バックアップ データを安全かつ簡単に管理できます。 ディスクのスナップショットを配置するリソース グループの ARM ID をメモしておきます。

$snapshotrg = "/subscriptions/xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx/resourceGroups/snapshotrg"

バックアップ資格情報コンテナー

バックアップ コンテナーには、ディスクに対するアクセス許可と、スナップショットをトリガーしてそのライフサイクルを管理できるようにするためのスナップショット リソース グループが必要です。 コンテナーのシステム割り当てマネージド ID は、そのようなアクセス許可を割り当てるために使用されます。 az dataprotection backup-vault update コマンドを使用して、Recovery Services コンテナーのシステム割り当てマネージド ID を有効にします。

az dataprotection backup-vault update -g testBkpVaultRG --vault-name TestBkpVault --type SystemAssigned

アクセス許可を割り当てる

コンテナー (コンテナーの MSI で表される) や関連するディスク、ディスク RG には、RBAC を介していくつかのアクセス許可を割り当てる必要があります。 この操作は、Azure portal または CLI で行うことができます。 関連するアクセス許可を割り当てるには、マネージド ディスクのバックアップを構成するための前提条件に関する記事を参照してください。

要求を準備する

関連するすべてのアクセス許可が設定されたら、2 つの手順でバックアップの構成が行われます。 最初に、az dataprotection backup-instance initialize コマンドを使用して、関連するコンテナー、ポリシー、ディスク、スナップショット リソース グループを使用し、関連する要求を準備します。 initialize コマンドからは JSON ファイルが返されます。その後、スナップショット リソース グループの値を更新する必要があります。 次に、az dataprotection backup-instance create コマンドを使用してディスクを保護する要求を送信します。

az dataprotection backup-instance initialize --datasource-type AzureDisk  -l southeastasia --policy-id "/subscriptions/xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx/resourceGroups/testBkpVaultRG/providers/Microsoft.DataProtection/backupVaults/TestBkpVault/backupPolicies/mypolicy" --datasource-id "/subscriptions/xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx/resourcegroups/diskrg/providers/Microsoft.Compute/disks/CLITestDisk" > backup_instance.json

JSON ファイルを開き、data_store_parameters_list セクションの resource_group_id にあるスナップショットのリソース グループ ID を編集します。

{
  "backup_instance_name": "diskrg-CLITestDisk-3df6ac08-9496-4839-8fb5-8b78e594f166",
  "properties": {
    "data_source_info": {
      "datasource_type": "Microsoft.Compute/disks",
      "object_type": "Datasource",
      "resource_id": "/subscriptions/xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx/resourcegroups/diskrg/providers/Microsoft.Compute/disks/CLITestDisk",
      "resource_location": "southeastasia",
      "resource_name": "CLITestDisk",
      "resource_type": "Microsoft.Compute/disks",
      "resource_uri": ""
    },
    "data_source_set_info": null,
    "object_type": "BackupInstance",
    "policy_info": {
      "policy_id": "/subscriptions/xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx/resourcegroups/testBkpVaultRG/providers/Microsoft.DataProtection/BackupVaults/TestBkpVault/backupPolicies/DiskPolicy",
      "policy_parameters": {
        "data_store_parameters_list": [
          {
            "data_store_type": "OperationalStore",
            "object_type": "AzureOperationalStoreParameters",
            "resource_group_id": "/subscriptions/xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx/resourceGroups/snapshotrg"
          }
        ]
      }
    }
  }
}

Note

バックアップ インスタンスの名前は、一意の値となるようにクライアントによって生成されます。 これはデータソース名と一意の GUID に基づきます。 バックアップ インスタンスを一覧表示すると、バックアップ インスタンスの名前および関連するデータソース名を確認できます。

編集した JSON ファイルを使用して、Azure マネージド ディスクのバックアップ インスタンスを作成します。

az dataprotection backup-instance create -g testBkpVaultRG --vault-name TestBkpVault --backup-instance backup_instance.json
{
  "id": "/subscriptions/xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx/resourcegroups/testBkpVaultRG/providers/Microsoft.DataProtection/BackupVaults/TestBkpVault/backupInstances/diskrg-CLITestDisk-3df6ac08-9496-4839-8fb5-8b78e594f166",
  "name": "diskrg-CLITestDisk-3df6ac08-9496-4839-8fb5-8b78e594f166",
  "properties": {
    "currentProtectionState": "ProtectionConfigured",
    "dataSourceInfo": {
      "datasourceType": "Microsoft.Compute/disks",
      "objectType": "Datasource",
      "resourceId": "/subscriptions/xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx/resourcegroups/diskrg/providers/Microsoft.Compute/disks/CLITestDisk",
      "resourceLocation": "southeastasia",
      "resourceName": "CLITestDisk",
      "resourceType": "Microsoft.Compute/disks",
      "resourceUri": "/subscriptions/xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx/resourcegroups/diskrg/providers/Microsoft.Compute/disks/CLITestDisk"
    },
    "dataSourceSetInfo": null,
    "friendlyName": "CLITestDisk",
    "objectType": "BackupInstance",
    "policyInfo": {
      "policyId": "/subscriptions/xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx/resourcegroups/testBkpVaultRG/providers/Microsoft.DataProtection/BackupVaults/TestBkpVault/backupPolicies/DiskPolicy",
      "policyParameters": {
        "dataStoreParametersList": [
          {
            "dataStoreType": "OperationalStore",
            "objectType": "AzureOperationalStoreParameters",
            "resourceGroupId": "/subscriptions/xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx/resourcegroups/sarath-rg"
          }
        ]
      },
      "policyVersion": null
    },
    "protectionErrorDetails": null,
    "protectionStatus": {
      "errorDetails": null,
      "status": "ProtectionConfigured"
    },
    "provisioningState": "Succeeded"
  },
  "resourceGroup": "testBkpVaultRG",
  "systemData": null,
  "type": "Microsoft.DataProtection/backupVaults/backupInstances"
}

スケジュールされたポリシーの実行を待ちたくない場合は、バックアップ インスタンスの作成後に続けてオンデマンド バックアップをトリガーすることができます。

オンデマンド バックアップを実行する

az dataprotection backup-instance list コマンドを使用してコンテナー内のすべてのバックアップ インスタンスを一覧表示した後、az dataprotection backup-instance show コマンドを使用して、関連するインスタンスをフェッチします。 または、大規模なシナリオでは、az dataprotection backup-instance list-from-resourcegraph コマンドを使用することで、複数のコンテナーおよび複数のサブスクリプション全体を対象に、バックアップ インスタンスを一覧表示できます。

az dataprotection backup-instance list-from-resourcegraph --datasource-type AzureDisk --datasource-id /subscriptions/xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx/resourcegroups/diskrg/providers/Microsoft.Compute/disks/CLITestDisk
[
  {
    "datasourceId": "/subscriptions/xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx/resourcegroups/diskrg/providers/Microsoft.Compute/disks/CLITestDisk",
    "extendedLocation": null,
    "id": "//subscriptions/xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx/resourcegroups/testBkpVaultRG/providers/Microsoft.DataProtection/BackupVaults/TestBkpVault/backupInstances/diskrg-CLITestDisk-3df6ac08-9496-4839-8fb5-8b78e594f166",
    "identity": null,
    "kind": "",
    "location": "",
    "managedBy": "",
    "name": "diskrg-CLITestDisk-3df6ac08-9496-4839-8fb5-8b78e594f166",
    "plan": null,
    "properties": {
      "currentProtectionState": "ProtectionConfigured",
      "dataSourceInfo": {
        "baseUri": null,
        "datasourceType": "Microsoft.Compute/disks",
        "objectType": "Datasource",
        "resourceID": "/subscriptions/xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx/resourcegroups/diskrg/providers/Microsoft.Compute/disks/CLITestDisk",
        "resourceLocation": "westus",
        "resourceName": "CLITestDisk",
        "resourceType": "Microsoft.Compute/disks",
        "resourceUri": "/subscriptions/xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx/resourcegroups/diskrg/providers/Microsoft.Compute/disks/CLITestDisk"
      },
      "dataSourceProperties": null,
      "dataSourceSetInfo": null,
      "datasourceAuthCredentials": null,
      "friendlyName": "CLITestDisk",
      "objectType": "BackupInstance",
      "policyInfo": {
        "policyId": "/subscriptions/xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx/resourcegroups/testBkpVaultRG/providers/Microsoft.DataProtection/BackupVaults/TestBkpVault/backupPolicies/DiskPolicy",
        "policyParameters": {
          "dataStoreParametersList": [
            {
              "dataStoreType": "OperationalStore",
              "objectType": "AzureOperationalStoreParameters",
              "resourceGroupId": "/subscriptions/xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx/resourceGroups/snapshotrg"
            }
          ]
        },
        "policyVersion": null
      },
      "protectionErrorDetails": null,
      "protectionStatus": {
        "errorDetails": null,
        "status": "ProtectionConfigured"
      },
      "provisioningState": "Succeeded"
    },
    "protectionState": "ProtectionConfigured",
    "resourceGroup": "testBkpVaultRG",
    "sku": null,
    "subscriptionId": "xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx",
    "tags": null,
    "tenantId": "xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx",
    "type": "microsoft.dataprotection/backupvaults/backupinstances",
    "vaultName": "TestBkpVault",
    "zones": null
  }
]

バックアップのトリガー中に、ルールとタグ名を指定できます。 ポリシーのルールを確認するには、ポリシーの JSON に目を通します。 次の例は "BackupDaily" という名前のルールで、タグ名 "default" が表示されており、このルールをオンデマンド バックアップに使用します。

"name": "BackupDaily",
        "objectType": "AzureBackupRule",
        "trigger": {
          "objectType": "ScheduleBasedTriggerContext",
          "schedule": {
            "repeatingTimeIntervals": [
              "R/2022-09-27T23:30:00+00:00/P1D"
            ],
            "timeZone": "UTC"
          },
         "taggingCriteria": [
           {
              "criteria": null,
              "isDefault": true,
              "tagInfo": {
                "eTag": null,
                "id": "Default_",
                "tagName": "Default"
              },
              "taggingPriority": 99
    }

az dataprotection backup-instance adhoc-backup コマンドを使用して、オンデマンド バックアップをトリガーします。

az dataprotection backup-instance adhoc-backup --name "diskrg-CLITestDisk-3df6ac08-9496-4839-8fb5-8b78e594f166" --rule-name "BackupDaily" --resource-group "000pikumar" --vault-name "PratikPrivatePreviewVault1" --retention-tag-override "default"

ジョブを追跡する

az dataprotection job list コマンドを使用して、すべてのジョブを追跡します。 すべてのジョブを一覧表示し、特定のジョブの詳細を取得できます。

Az.ResourceGraph を使用して、すべてのバックアップ コンテナーを対象に、全ジョブを追跡することもできます。 関連するジョブを取得するには、az dataprotection job list-from-resourcegraph コマンドを使用します。これを、バックアップ コンテナー全体を対象に行うことも可能です。

az dataprotection job list-from-resourcegraph --datasource-type AzureDisk --status Completed

次のステップ

Azure CLI を使用して Azure Managed Disks を復元する