エラー コードを見つける
[アーティクル] 06/20/2024
5 人の共同作成者
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この記事の内容
Azure Resource Manager テンプレート (ARM テンプレート) または Bicep ファイルを使用して Azure リソースのデプロイが失敗すると、エラー コードを受け取ります。 この記事では、問題をトラブルシューティングするためにエラー コードを見つける方法について説明します。 エラー コードの詳細については、一般的なデプロイ エラー に関する記事を参照してください。
エラーの種類
デプロイに関するエラーには 3 種類あります。
検証エラー デプロイ開始前に、ファイル中の構文エラーによって発生します。 これらのエラーは、Visual Studio Code などのコード エディターで特定できます。
プレフライト検証エラー は、デプロイ コマンドが実行されてもリソースがデプロイされない場合に発生します。 これらのエラーは、デプロイを開始しなくても検出されます。 たとえば、パラメーターの値が正しくない場合は、プレフライト検証でエラーが検出されます。
デプロイ エラー Azure 環境におけるデプロイのプロセスで発生し、デプロイの進行状況を確認することでのみ検出できます。
どの種類のエラーでも、デプロイのトラブルシューティングに使用できるエラー コードが出力されます。 検証とプレフライトのエラーはアクティビティ ログに表示されますが、デプロイ履歴には表示されません。 構文エラーがある Bicep ファイルは JSON にコンパイルされず、アクティビティ ログに表示されません。
構文エラーを識別するには、Visual Studio Code と最新の Bicep 拡張機能 または Azure Resource Manager ツールの拡張機能 を使用できます。
検証エラー
テンプレートはデプロイ プロセス中に検証され、エラー コードが表示されます。 デプロイを実行する前に、Azure PowerShell または Azure CLI を使用して検証テストを実行することで、検証とプレフライト エラーを識別できます。
ARM テンプレートは、ポータルからデプロイできます。 テンプレートに構文エラーがある場合は、デプロイを実行しようとすると検証エラーが表示されます。 ポータル デプロイの詳細については、「カスタム テンプレートからリソースをデプロイする 」を参照してください。
次の例では、ストレージ アカウントのデプロイを試み、検証エラーが発生します。
詳細については、メッセージを選択します。 テンプレートには、エラー コード InvalidTemplate
を含む構文エラーがあります。
[概要] は、式に閉じかっこが不足していることを示しています。
デプロイを実行する前に ARM テンプレートを検証するには、Test-AzResourceGroupDeployment を実行します。
Test-AzResourceGroupDeployment `
-ResourceGroupName examplegroup `
-TemplateFile azuredeploy.json
出力には、テンプレートのトラブルシューティングと修正に使用できる InvalidTemplateDeployment
や AccountNameInvalid
などのエラー コードが表示されます。
Bicep ファイルの場合、構文検証問題の出力にはパラメーター エラーが表示されます。
Test-AzResourceGroupDeployment: Cannot retrieve the dynamic parameters for the cmdlet.
Cannot find path '/tmp/11111111-1111-1111-1111-111111111111/main.json' because it does not exist.
追加のトラブルシューティング情報を取得するには、Bicep の build コマンドを使用します。 出力には、かっこで囲まれた各エラーの行と列番号と、エラー メッセージが表示されます。
bicep build main.bicep
/azuredeploy.bicep(22,51) : Error BCP064: Found unexpected tokens in interpolated expression.
/azuredeploy.bicep(22,51) : Error BCP004: The string at this location is not terminated due to an
unexpected new line character.
その他のスコープ
サブスクリプション、管理グループ、テナント スコープのデプロイ テンプレートを検証するための Azure PowerShell コマンドレットがあります。
デプロイを実行する前に ARM テンプレートを検証するには、az deployment group validate を実行します。
az deployment group validate \
--resource-group examplegroup \
--template-file azuredeploy.json
出力には、テンプレートのトラブルシューティングと修正に使用できる InvalidTemplateDeployment
や AccountNameInvalid
などのエラー コードが表示されます。
Bicep ファイルの場合、出力には、かっこで囲まれた各エラーの行と列番号と、エラー メッセージが表示されます。
az deployment group validate \
--resource-group examplegroup \
--template-file main.bicep
/azuredeploy.bicep(22,51) : Error BCP064: Found unexpected tokens in interpolated expression.
/azuredeploy.bicep(22,51) : Error BCP004: The string at this location is not terminated due to an
unexpected new line character.
その他のスコープ
サブスクリプション、管理グループ、テナント スコープのデプロイ テンプレートを検証するための Azure CLI コマンドがあります。
展開エラー
Azure リソースをデプロイするために、いくつかの操作が処理されます。 操作が検証に合格してもデプロイ中に失敗すると、デプロイ エラーが発生します。 各デプロイ操作とリソース グループの各デプロイに関するメッセージを表示できます。
デプロイの操作に関するメッセージを表示するには、リソース グループのアクティビティ ログ を使用します。
Azure ポータル にサインインします。
[リソース グループ] に移動し、デプロイのリソース グループ名を選択します。
[アクティビティ ログ] を選択します。
フィルターを使用して、操作のエラー ログを検索します。
エラー ログを選択すると、操作の詳細が表示されます。
デプロイの結果を表示するには、次のようにします。
リソース グループに移動します。
[設定] >[デプロイ] を選択します。
デプロイの [エラーの詳細] を選択します。
エラー メッセージとエラー コード NoRegisteredProviderFound
が表示されます。
PowerShell でデプロイの操作メッセージを表示するには、Get-AzResourceGroupDeploymentOperation を使用します。
デプロイのすべての操作を表示するには、次のようにします。
Get-AzResourceGroupDeploymentOperation `
-DeploymentName exampledeployment `
-ResourceGroupName examplegroup
特定のプロパティの型を指定するには、次のようにします。
(Get-AzResourceGroupDeploymentOperation `
-DeploymentName exampledeployment `
-ResourceGroupName examplegroup).StatusCode
デプロイの結果を取得するには、Get-AzResourceGroupDeployment を使用します。
Get-AzResourceGroupDeployment `
-DeploymentName exampledeployment `
-ResourceGroupName examplegroup
その他のスコープ
サブスクリプション、管理グループ、テナント スコープのデプロイ情報を取得するための Azure PowerShell コマンドレットがあります。
Azure CLI でデプロイの操作メッセージを表示するには、az deployment operation group list を使用します。
デプロイのすべての操作を表示するには、次のようにします。
az deployment operation group list \
--name exampledeployment \
--resource-group examplegroup \
--query "[*].properties"
特定のプロパティの型を指定するには、次のようにします。
az deployment operation group list \
--name exampledeployment \
--resource-group examplegroup \
--query "[*].properties.statusCode"
デプロイの結果を取得するには、az deployment group show を使用します。
az deployment group show \
--resource-group examplegroup \
--name exampledeployment
その他のスコープ
サブスクリプション、管理グループ、テナント スコープのデプロイ情報を取得するための Azure CLI コマンドがあります。
次の手順