Application Insights スナップショット デバッガー データを表示する
スナップショットは、Azure portal の [Application Insights] ウィンドウに [例外] として表示されます。 ポータルでデバッグ スナップショットを確認し、呼び出し履歴を調査し、各呼び出し履歴フレームで変数を調査します。
ソース コードを使用したより強力なデバッグ エクスペリエンスを実現するには、Visual Studio Enterprise でスナップショットを開きます。 また、例外を待たずにスナップポイントを設定し、対話形式でスナップショットを取得できます。
前提条件
スナップショットには機密情報が含まれる可能性があります。 スナップショットは、Application Insights Snapshot Debugger
ロールが割り当てられているユーザーのみが閲覧できます。
ポータルでデバッグ スナップショットにアクセスする
アプリケーションで例外が発生してスナップショットが作成されたら、5 から 10 分以内に Azure portal でスナップショットを確認できます。
Application Insights リソースで、左側のメニューから [調査]>[障害] を選択します。
[障害] ペインで、次のいずれかを選択します。
- [操作] タブ、または
- [例外] タブ。
ページの中央の列にある [x] サンプルを選択すると、サンプルの操作または例外の一覧が右側に生成されます。
サンプルの一覧から操作または例外を選択すると、[エンドツーエンド トランザクションの詳細] ページが開きます。 ここから、調査する例外イベントを選択します。
- 所定の例外に関するスナップショットがある場合は、右側のウィンドウの [デバッグ スナップショットを開く] ボタンを選択すると、[デバッグ スナップショット] ページが表示されます。
- このボタンが表示されない場合は、スナップショットを利用できない可能性があります。 トラブルシューティング ガイドをご覧ください。
[デバッグ スナップショット] ページには、ローカル変数ウィンドウとコール スタックが表示されます。 コール スタック フレームを選択すると、変数ペインでその関数呼び出しのローカル変数とパラメーターが表示されます。
スナップショットをダウンロードし、Visual Studio で表示する
Visual Studio 2017 Enterprise 以降でスナップショットを表示するには:
[デバッグ スナップショット] ページの [スナップショットのダウンロード] ボタンをクリックすると、Visual Studio Enterprise で開くことができる
.diagsession
ファイルをダウンロードできます。Visual Studio で、スナップショット デバッガーの Visual Studio コンポーネントがインストールされていることを確認します。
- Visual Studio 2017 Enterprise 以降の場合: 必要なスナップショット デバッガー コンポーネントは、Visual Studio インストーラーの [個別のコンポーネント] リストから選択できます。
- Visual Studio 2017 バージョン 15.5 以前の場合: Visual Studio Marketplace から拡張機能をインストールします。
.diagsession
ファイルを開きます。 Visual Studio の [ミニダンプ デバッグ] ページが表示されます。[Debug Managed Code](マネージド コードをデバッグする) をクリックして、スナップショットのデバッグを開始します。 スナップショットが開き、例外がスローされたコード行が表示されます。
ダウンロードされたスナップショットには、Web アプリケーション サーバーで見つかったシンボル ファイルが含まれます。 これらのシンボル ファイルは、スナップショット データをソース コードと関連付けるために必要です。 App Service アプリの場合は、Web アプリを公開するときにシンボル デプロイを有効にしてください。
次の手順
次の手順でスナップショット デバッガーを有効にします。