Application Insights Profiler for .NET を構成する
Application Insights Profiler for .NET を有効にした後は、次のことを実行できます。
- 新しいプロファイル セッションを開始する。
- .NET Profiler のトリガーを構成する。
- 最近のプロファイリング セッションを確認する。
.NET Profiler の設定ペインを開くには、Application Insights ページの左側のペインから [パフォーマンス] を選びます。
Azure リソース全体の .NET Profiler トレースは、次の 2 つの方法で表示できます。
[Profiler] ボタン:
[Profiler] を選択します。
演算:
Profiler ページ内で、.NET Profiler を構成したり閲覧したりできます。 [Application Insights Profiler for .NET] ページには、以下の機能があります。
機能 | 説明 |
---|---|
今すぐプロファイル | Application Insights のこのインスタンスにリンクされているすべてのアプリのプロファイリング セッションを開始します。 |
トリガー | Profiler を実行するトリガーを構成できます。 |
最近のプロファイリング セッション | 過去のプロファイリング セッションに関する情報が表示されます。ページの上部にあるフィルターを使用して並べ替えを実行できます。 |
今すぐプロファイル
オンデマンドでプロファイリング セッションを開始するには、[今すぐプロファイル] を選択します。 このリンクを選択すると、この Application Insights インスタンスにデータを送信しているすべての Profiler エージェントがプロファイルのキャプチャを開始します。 5 分から 10 分後に、プロファイル セッションが一覧に表示されます。
Profiler セッションを手動でトリガーするには、そのロールに最低でも、Application Insights コンポーネントに対する "書き込み" アクセス権が必要です。 ほとんどの場合、書き込みアクセス権は自動的に付与されます。 問題が発生している場合は、Application Insights コンポーネント共同作成者のサブスクリプション スコープ ロールが追加されている必要があります。 詳細については、「Azure Monitor でのロール、アクセス許可、セキュリティ」を参照してください。
トリガー設定
[トリガー] を選択して、[トリガー設定] ペインを開きます。[CPU]、[メモリ]、[サンプリング] トリガー タブがあります。
CPU またはメモリ トリガー
CPU またはメモリの使用率が設定したレベルに達したときにプロファイルを開始するように、トリガーを設定できます。
設定 | 説明 |
---|---|
オン/オフ ボタン | オン: Profiler を開始します。 オフ: Profiler を開始しません。 |
メモリのしきい値 | メモリの使用率がこの割合になると、Profiler が開始されます。 |
Duration | トリガーされたときに Profiler が実行される時間の長さを設定します。 既定値は 30 秒です。 |
クールダウン | Profiler がトリガーされた後、メモリまたは CPU の使用率を再度確認するまで Profiler が待機する時間を設定します。 |
サンプリング トリガー
CPU トリガーやメモリ トリガーとは異なり、サンプリング トリガーはイベントではトリガーされません。 アプリケーションのパフォーマンスから真にランダムなサンプルを取得するためにランダムにトリガーされます。 次のようにすることができます。
- ランダム サンプリングを無効にするには、このトリガーをオフにします。
- プロファイリングを実行する頻度とプロファイリング セッションの期間を設定します。
設定 | 説明 |
---|---|
オン/オフ ボタン | オン: Profiler を開始します。 オフ: Profiler を開始しません。 |
サンプル速度 | Profiler が実行される割合。
運用環境では、[標準] 設定をお勧めします。 |
Duration | トリガーされたときに Profiler が実行される時間の長さを設定します。 既定値は 30 秒です。 |
最近のプロファイリング セッション
[Profiler] ページのこのセクションには、最近のプロファイリング セッションの情報が表示されます。 プロファイリング セッションは、アプリケーションのホストとなっているいずれかのマシンをプロファイリングする間に Profiler エージェントが費やした時間を表します。 いずれかの行を選択すると、セッションのプロファイルが開きます。 セッションごとに、以下の設定が表示されます。
設定 | 説明 |
---|---|
トリガー元 | トリガー、[今すぐプロファイル]、既定のサンプリングのどれによってセッションが開始されたか。 |
アプリケーション名 | プロファイルされたアプリケーションの名前。 |
マシン インスタンス | Profiler エージェントが実行されたマシンの名前。 |
Timestamp | プロファイルがキャプチャされた時刻。 |
CPU % | Profiler の実行中に使用された CPU の割合。 |
Memory % (メモリ %) | Profiler の実行中に使用されたメモリの割合。 |