Azure Monitor のワークスペース変換データ収集規則 (DCR)
ワークスペース変換データ収集規則 (DCR) は、Log Analytics ワークスペースに直接適用される特殊な DCR です。 この DCR の目的は、そのデータ収集に DCR をまだ使用しておらず、変換を定義する手段がないデータで変換を実行することです。
ワークスペース変換 DCR には、ワークスペース内の 1 つまたは複数のサポートされているテーブルの変換が含まれています。 これらの変換は、データが別の DCR から取得されていない限り、これらのテーブルに送信されるすべてのデータに適用されます。 たとえば、Event テーブルのワークスペース変換 DCR 内に変換を作成した場合、その変換は、Log Analytics エージェントを実行している仮想マシンによって収集されたイベントに適用されます (このエージェントでは DCR が使用されないため)。 この変換は Azure Monitor エージェントから送信されたデータについては無視されます。このエージェントでは DCR が使用され、独自の変換が提供されることが想定されるためです。
ワークスペース変換 DCR の一般的な用途は、診断設定を使って構成されたリソース ログの収集です。 このデータに変換を適用し、不要なレコードを除外することが推奨される場合があります。 診断設定には変換がないため、ワークスペース変換 DCR を使用し、このデータに変換を適用できます。
サポートするテーブル
変換で使用できるテーブルの一覧については、「Azure Monitor ログでの変換をサポートするテーブル」を参照してください。 Azure Monitor データ参照を使用することもできます。変換がサポートされるかなど、各テーブルの属性が一覧表示されています。 これらのテーブルに加え、カスタム テーブル (サフィックス _CL) もサポートされています。
ワークスペース変換の作成
ワークスペース変換 DCR の作成については、次のチュートリアルを参照してください。
- Azure portal を使って Azure Monitor ログにワークスペース変換を追加する
- Resource Manager テンプレートを使って Azure Monitor ログにワークスペース変換を追加する