Azure Monitor ワークスペース メトリックのインジェストを監視する
Prometheus メトリックは、Azure Monitor ワークスペースに取り込まれます。 Azure Monitor ワークスペースには、インジェストの既定の制限とクォータがあります。 インジェスト制限に達すると、スロットリングが発生する可能性があります。 スロットリングを回避するために、ワークスペースのインジェスト制限について監視してアラートを生成できます。
Prometheus と Azure Monitor ワークスペースの制限とクォータの詳細については、「Azure Monitor サービスの制限」を参照してください。
ワークスペース インジェスト メトリックに対するクエリとアラート
Azure Monitor ワークスペース メトリックにクエリを実行してインジェストの制限を監視するには、次の手順を使用します。
Azure portal 上で Azure Monitor ワークスペースに移動し、[監視] セクションの下にある [メトリック] を選択します。
[メトリックの追加] ドロップダウンで、[Add with builder]\(ビルダーで追加\) を選択します。
スコープとして Azure Monitor ワークスペースを選択します。
[メトリック名前空間] の [標準メトリック] を選択します。
[メトリック] ドロップダウンで [Active Time Series % Utilization]\(アクティブな時系列の使用率\) と [Events Per Minute Received % Utilization]\(1 分間に取り込まれるイベントの使用率\) を選択し、それらが 100% を下回っていることを確認します。
[新しいアラート ルール] を選択して Azure アラートを作成します。 Azure アラートを設定して使用率を監視し、使用率が特定のしきい値を超えたときにアラートを発生させます。 詳細については、「Azure リソースのメトリック アラートを作成する」を参照してください。
Azure Monitor ワークスペースの [監視] セクションの下にある [アラート] を選択して、Azure portal でアラートを確認します。
インジェストの使用率がしきい値を超えると、アラートが発生します。 サポート チケットを作成して、制限の引き上げを要求します。
サポート チケットを開くには:
- Azure portal の左側のウィンドウから [サポートとトラブルシューティング] を選択します。
- 検索フィールドに「サービスとサブスクリプションの制限 (クォータ)」と入力し、[移動] を選択します。
- [サービスとサブスクリプションの制限 (クォータ)] を選択し、[次へ] を選択してから、[新しいサポート リクエストを作成します] を選択します。
- お使いのサブスクリプションを選択し、[クォータの種類] として [Managed Prometheus]\(マネージド Prometheus\) を選択します。
- 要求された詳細を設定し、要求を送信します。