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Azure Local の推奨アラート ルールを有効にする

適用対象: Azure Local 2311.2 以降

この記事では、Azure Local の推奨アラート ルールを有効にする方法について説明します。

メトリック アラート ルールでは、リソース メトリックの条件を定期的に評価することで、リソースが監視されます。 条件が満たされると、アラートが発生します。 推奨されるアラートは、Azure ローカル システム リソースに対して事前に定義されたメトリック ベースのアラートです。 これらのアラートでは、CPU 使用率や使用可能なメモリなど、一般的なメトリックセットの初期監視が提供されます。

ログ アラートとメトリック アラートを設定する方法については、「Azure Local のログ アラートを設定する Azure Local のメトリック アラートを設定するを参照してください。

前提条件

開始する前に、次の前提条件が満たされていることを確認してください。

  • デプロイおよび登録されている Azure ローカル システムにアクセスできます。

  • Azure Local からテレメトリと診断情報を収集するには、 AzureEdgeTelemetryAndDiagnostics 拡張機能をインストールする必要があります。 拡張機能の詳細については、「 Azure ローカル テレメトリと診断拡張機能の概要を参照してください。

クラスター リソースに対してアラート ルールが定義されていない場合は、Azure portal で推奨される既定のアラート ルールを有効にすることができます。 システムは、メトリック データを使用して推奨されるアラート ルールの一覧をコンパイルし、次に基づいてしきい値の推奨事項を提供します。

  • リソースを監視するための重要なシグナルとしきい値についてのリソース プロバイダーの知識。
  • 顧客が一般的に、このリソースの警告を何に対して行っているかを示すデータ。

Azure Local で使用可能な定義済みの推奨アラートの一覧については、「 Azure Local の推奨アラート ルールを参照してください。

Azure portal で推奨されるアラート ルールを有効にするには、次の手順に従います。

  1. Azure ローカル システム リソース ページに移動し、システムを選択します。

  2. 左側のウィンドウで、Monitoring セクションから Alerts を選択し、 View + set up を選択して推奨されるアラートを有効にします。 推奨事項の設定を選択することもできます。

    推奨されるアラート ルールを作成または設定するオプションを示すスクリーンショット。

  3. 推奨アラート ルールの設定 ウィンドウで、クラスターに推奨されるアラート ルールの一覧を確認します。 [警告ルールの選択] セクションでは、警告をトリガーする CPU 使用率の割合など、ルールの条件の既定値が設定されます。

    クラスターの推奨アラート ルールの一覧が表示された [推奨アラート ルールの設定] ウィンドウのスクリーンショット。

  4. 各警告ルールを展開し、その詳細を確認します。 既定では、それぞれの重要度は [情報提供] です。 Error など、別の重大度に変更できます。 必要に応じて、推奨しきい値を変更することもできます。

  5. [ 通知方法 セクションで、 Email が有効になっていることを確認し、アラートが発生したときに通知する電子メール アドレスを指定します。

  6. [既存のアクション グループを使用する] を選択し、既に存在するアクション グループを使用する場合は、既存のアクション グループの詳細を入力します。

  7. トグルをオンにしてアラート ルールを作成し、 保存を選択します。

    展開された推奨アラート ルールのスクリーンショット。

アラート ルールの作成が完了すると、Azure ローカル システムのアラート ページが表示されます。

推奨されるアラート ルールを表示するには、次の手順に従います。

  1. Azure ローカル システム リソース ページに移動し、システムを選択します。 左側のメニューの Monitoring セクションで、 Alerts を選択します。

  2. [ Alerts ページで、 Alert rules を選択して、作成したルールを表示します。

    クラスターのアラート ページのスクリーンショット。

  3. [ アラート ルール ページで、表示または編集するアラート ルールを選択します。

    作成したアラートを示す [アラート ルール] ページのスクリーンショット。

  4. 選択したアラート ルールの詳細を確認します。 編集を選択して、選択したアラート ルールの既定値 (既定のしきい値など) を変更することもできます。

    選択したアラート ルールのスクリーンショット。

  5. 必要な変更を行った後、 Review + save を選択します。

    [アラート ルールの編集] ページのスクリーンショット。

Azure Local で使用可能な定義済みの推奨アラート ルールの一覧を次に示します。

アラート名 使用されるパフォーマンス カウンター 出荷単位 推奨されるしきい値
CPU 使用率 Hyper-V ハイパーバイザー論理プロセッサ\\% の合計実行時間 割合 80 より大きい
使用可なメモリ (バイト単位) Memory\\Available Bytes GB 1 未満
ボリューム待機時間の読み取り クラスター CSVFS\\Avg. sec/Read Milliseconds 500 より大きい
ボリューム待機時間の書き込み クラスター CSVFS\\Avg. sec/Write Milliseconds 500 より大きい
1 秒あたりのネットワーク数 Network Adapter\\Bytes Received/sec GigaBytesPerSecond 500 より大きい
1 秒あたりのネットワーク アウト数 Network Adapter\\Bytes Sent/sec GigaBytesPerSecond 200 より大きい

次のステップ