Azure Functions における SignalR サービスのバインド
こちらの一連の記事では、Azure Functions で SignalR Service のバインドを使用して、Azure SignalR Service に接続されたクライアントに対して認証を行い、リアルタイム メッセージを送信する方法を説明しています。 Azure Functions ランタイム バージョン2.x 以上では、SignalR Service の入力および出力バインドがサポートされています。
アクション | Type |
---|---|
SignalR Service からのメッセージの処理 | トリガー バインド |
サービス エンドポイント URL とアクセス トークンを返す | 入力バインド |
SignalR Service メッセージの送信とグループの管理 | 出力バインド |
拡張機能のインストール
インストールする拡張機能 NuGet パッケージは、関数アプリで使用している C# モードによって異なります。
関数は分離された C# ワーカー プロセスで実行されます。 詳しくは、「分離ワーカー プロセスにおける C# Azure Functions の実行のガイド」をご覧ください。
この NuGet パッケージをインストールすることによって、プロジェクトに拡張機能を追加します。
バンドルのインストール
SignalR Service 拡張機能は、host.json プロジェクト ファイルで指定される拡張機能バンドルの一部です。 バージョン 3.x 以降を対象とするプロジェクトを作成する場合は、このバンドルが既にインストールされている必要があります。 詳細については、「拡張機能のバンドル」を参照してください。
依存関係を追加する
SignalR Service の注釈を Java 関数で使用するには、azure-functions-java-library-signalr アーティファクト (バージョン 1.0 以降) への依存関係を pom.xml ファイルに追加する必要があります。
<dependency>
<groupId>com.microsoft.azure.functions</groupId>
<artifactId>azure-functions-java-library-signalr</artifactId>
<version>1.0.0</version>
</dependency>
接続文字列の設定
接続文字列を含んだアプリケーション設定を指す AzureSignalRConnectionString
キーを host.json ファイルに追加します。 ローカル開発の場合、この値は local.settings.json ファイルに存在します。
SignalR Service と Azure Functions を構成して一緒に使用する方法の詳細については、「Azure Functions development and configuration with Azure SignalR Service (Azure SignalR Service を使用した Azure Functions の開発と構成)」を参照してください。