Azure Cache for Redis の監視とトラブルシューティングに関するよくあるご質問

Microsoft Azure Cache for Redis のインスタンスは、Azure Portal で監視できます。 メトリックの表示、メトリック グラフのスタート画面へのピン留め、監視グラフの日付と時刻の範囲のカスタマイズ、グラフのメトリックの追加と削除、特定の条件が満たされた場合のアラートの設定を行うことができます。 詳細については、Azure Cache for Redis の監視に関するページを参照してください。

Azure Cache for Redis の [リソース] メニューにも、キャッシュの監視およびトラブルシューティングのためのツールがいくつか含まれています。

• [問題の診断と解決] では、一般的な問題と、その問題を解決するための戦略に関する情報を確認できます。
• [リソース正常性] ではリソースが監視され、そのリソースが意図したとおりに動いているかどうかが示されます。 Azure Resource Health サービスの詳細については、「 Azure Resource Health の概要」を参照してください。
• [新しいサポート要求] には、キャッシュのサポート要求を開くためのオプションが用意されています。

これらのツールを使用すると、Azure Cache for Redis のインスタンスの正常性を監視できます。 ツールは、キャッシュ アプリケーションの管理にも役立ちます。 「Azure Redis Cache の構成方法」の「サポートおよびトラブルシューティング設定」を参照してください。

タイムアウトは、Redis との対話に使用されているクライアントで発生します。 コマンドが Redis サーバーが送信されると、そのコマンドはキューに登録されます。 そのコマンドは、Redis サーバーによって最終的に選択され、実行されます。 ただし、クライアントは、このプロセス中にタイムアウトになる可能性があります。 この場合、呼び出し側で例外が発生します。 タイムアウトの問題のトラブルシューティングについては、クライアント側のトラブルシューティングに関するページ、および「StackExchange.Redis のタイムアウトの例外」を参照してください。

キャッシュが切断される一般的な理由のいくつかを次に示します。

• クライアント側の原因
  • クライアント アプリケーションが再デプロイされた。
  • クライアント アプリケーションがスケーリング操作を行った。
    • Cloud Services または Web Apps によって、自動スケール中にキャッシュが切断される可能性があります。
  • クライアント側のネットワーク レイヤーが変更された。
  • クライアントで、またはクライアントとサーバー間のネットワーク ノードで一時的なエラーが発生した。
  • 帯域幅のしきい値制限に達した。
  • CPU バインド型の操作の完了に時間がかかった。
• サーバー側の原因
  • Standard キャッシュ オファリングで、Azure Cache for Redis サービスがプライマリ ノードからレプリカ ノードへのフェールオーバーを開始した。
  • Redis サーバーの更新中または一般的な VM のメンテナンス中、キャッシュがデプロイされたインスタンスに、Azure によって修正プログラムが適用された。

このメッセージは、キャッシュでのスケーリングや修正プログラムの適用などの管理操作が進行中であることを示します。 その他すべての管理操作は、実行中の操作が完了するまでブロックされます。 通常、進行中の管理操作は数時間で完了します。 12 時間後でもこのエラーが表示される場合は、Azure サポートに連絡してください。 この間、Azure Cache For Redis がクライアント操作について完全に機能することを期待できます。

管理操作が失敗した場合、Azure Cache for Redis は失敗状態になる可能性があります。 この状態にかかわらず、Azure Cache For Redis がクライアント操作について完全に機能することを期待できます。

次の手順

Azure Cache for Redis インスタンスの監視とトラブルシューティングの詳細については、「Azure Cache for Redis を監視する方法」と、さまざまなトラブルシューティングのガイドを参照してください。

その他の Azure Cache for Redis のよくあるご質問について。