Azure Cache for Redis 用の Azure Monitor の分析情報
Azure Cache for Redis 用の Azure Monitor の分析情報では、パフォーマンス、失敗、容量、操作の正常性の統合された対話型ビューが用意されています。 この記事では、すべてのサブスクリプションにわたって Azure Cache for Redis の分析情報を表示する方法と、組織固有のニーズに合わせて分析情報に変更を加え、調整する方法について説明しています。
Azure Monitor for Azure Cache for Redis に関する詳細については、「Azure Cache for Redis を監視する」を参照してください。 これらの分析情報を形成するメトリック定義の完全な一覧については、「Microsoft.Cache/Redis でサポートされているメトリック」を参照してください。
Azure Monitor から分析情報を表示する
Azure Monitor の Insights Hub から Azure Cache for Redis の分析情報にアクセスできます。
すべてのサブスクリプションの Azure Cache for Redis インスタンスの使用状況とパフォーマンスを確認するには、次の手順を実行します。
Azure portal にサインインします。
「監視」を検索し、 [監視] を選択します。
[Azure Cache for Redis] を選択します。 このオプションが存在しない場合は、 [詳細]>[Azure Cache for Redis] を選択します。
Workbooks
Azure Cache for Redis の分析情報は、メトリックやその他のデータの豊富な視覚化を提供する Azure Monitor のブック機能に基づいています。 Azure Cache for Redis の分析情報では、既定で 次の 2 つのブックが提供されます。
[Azure Cache For Redis リソースの概要] では、最もよく使用されるメトリックの多くを組み合わせて、キャッシュ インスタンスの正常性とパフォーマンスをひとめで確認できるようにします。
[geo レプリケーション ダッシュボード] では、geo プライマリと geo セカンダリ キャッシュ インスタンスの両方から geo レプリケーションの正常性と状態のメトリックがプルされ、geo レプリケーションの正常性の全体像が得られます。 一部の geo レプリケーション メトリックは geo プライマリまたは geo セカンダリからのみ生成されるため、このダッシュボードを使用することをお勧めします。
概要
[概要] のテーブルには、Azure Cache for Redis の対話型メトリックが表示されます。 次のドロップダウン リストから選択するオプションに基づいて、結果をフィルター処理できます。
サブスクリプション:Azure Cache for Redis リソースを含むサブスクリプションのみが一覧表示されます。
Azure Cache for Redis:すべての Azure Cache for Redis リソースか、そのサブセット、またはいずれか 1 つを選択できます。
時間範囲:既定では、選択結果に応じて過去 4 時間の情報が表示されます。
ドロップダウン リストの下にカウンター タイルがあります。 このタイルには、選択したサブスクリプションの Azure Cache for Redis リソースの合計数が表示されます。 ブック列では、条件に基づくカラー コードまたはヒート マップにより、トランザクションのメトリックがレポートされます。 最も濃い色は最大値を表します。 色が薄くなるほど低い値を表します。
いずれかの Azure Cache for Redis リソースの横にあるドロップダウン リストの矢印を選択すると、個々のリソース レベルでパフォーマンス メトリックの内訳が表示されます。
青色で強調表示されている Azure Cache for Redis リソース名を選択すると、関連付けられているアカウントの既定の [概要] テーブルが表示されます。 次の列が表示されます。
- メモリ使用量
- 使用されているメモリの割合
- サーバーの負荷
- サーバーの負荷のタイムライン
- CPU
- 接続されているクライアント数
- キャッシュ ミス数
- エラー (最大)
操作
ページの上部にある [操作] を選択すると、ブック テンプレートの [操作] テーブルが開きます。 次の列が表示されます。
- 合計処理数
- 合計処理数のタイムライン
- 1 秒あたりの操作回数
- 取得数
- 設定数
使用法
ページの上部にある [使用法] を選択すると、ブック テンプレートの [使用法] テーブルが開きます。 次の列が表示されます。
- キャッシュの読み取り
- キャッシュの読み取りのタイムライン
- キャッシュの書き込み
- キャッシュ ヒット数
- キャッシュ ミス数
エラー
ページの上部にある [エラー] を選択すると、ブック テンプレートの [エラー] テーブルが開きます。 次の列が表示されます。
- 合計エラー数
- フェールオーバー/エラー数
- UnresponsiveClient/エラー数
- RDB/エラー数
- AOF/エラー数
- エクスポート/エラー数
- データ損失/エラー数
- インポート/エラー数
Azure Cache for Redis リソースから分析情報を表示する
個々のリソースから直接 Azure Monitor for Azure Cache for Redis にアクセスするには、次の操作を実行します。
Azure portal で、[Azure Cache for Redis] を選択します。
一覧から、個々の Azure Cache for Redis リソースを選択します。 [監視] セクションで、[分析情報] を選択します。
これらのビューには、Azure Monitor レベルのブックから Azure Cache for Redis リソースのリソース名を選択してアクセスすることもできます。
リソースレベルの概要
Azure Redis Cache の [概要] ブックには、複数のパフォーマンス メトリックが表示され、次の情報にアクセスできます。
対話型のパフォーマンス グラフ。Azure Cache for Redis パフォーマンスに関連する、最も重要な詳細情報が示されます。
シャードのパフォーマンス、接続されているクライアントの合計数、および全体の待機時間を強調表示したメトリックとステータス タイル。
[パフォーマンス] または [操作] の他のいずれかのタブを選択すると、そのブックが開きます。
リソース レベルのパフォーマンス
リソース レベルの操作
ピン留め、エクスポート、展開
Azure ダッシュボードにメトリック セクションをピン留めするには、セクションの右上にある画びょう記号を選択します。
データを Excel 形式にエクスポートするには、画びょう記号の左側にある下矢印記号を選択します。
ブックのすべてのビューを展開したり折りたたんだりするには、エクスポート記号の左側の展開記号を選択します。
Azure Cache for Redis 用の Azure Monitor の分析情報をカスタマイズする
このエクスペリエンスは、Azure Monitor ブック テンプレートをベースに作成されているため、 [カスタマイズ]>[編集]>[保存] の順に選択して、変更したバージョンのコピーをカスタム ブックに保存することができます。
ブックは、 [個人用レポート] セクションまたは [共有レポート] セクションのリソース グループ内に保存されます。 個人用レポートは自分だけが使用できます。 共有レポートは、リソース グループにアクセスできるすべてのユーザーが使用できます。
カスタム ブックを保存した後は、ブック ギャラリーに移動して開きます。